米芸術家、「故郷」常滑に帰還＝同郷のエマニュエル大使も歓迎

　愛知県常滑市などで開催中の国際芸術祭「あいち２０２２」に参加する米芸術家シアスター・ゲイツさんが２３日、東京都内の米大使公邸で開かれたレセプションに出席した。常滑市に留学経験のあるゲイツさんは、「常滑は第二の故郷」とあいさつ。シカゴ市長時代にゲイツさんと親交を深めたエマニュエル米大使は「（従来とは）違う側面の米国を日本に紹介したかった」と述べた。 　ゲイツさんは陶芸家だが、地元シカゴ市のサウスサイド地区にあった廃虚のリノベーションを通じた地域再生の取り組みで知られる。０４年にホームステイした常滑市で、繁栄と衰退という波や世代を超えて引き継がれるものがあることを学んだといい、「日本は私を人として成長させてくれた」と振り返った。　【時事通信社】 〔写真説明〕あいさつする米芸術家シアスター・ゲイツさん（手前）。右端はエマニュエル駐日米大使＝２３日午後、東京都内の米大使公邸