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中央アジアで「戦闘員」求人か=兵員不足のプーチン政権―高給とロシア国籍提示


 ウクライナ侵攻で兵員不足に悩むロシアのプーチン政権が、中央アジアの旧ソ連構成国キルギスなどで「警備員」の求人を装い、戦闘員を募集していることが分かった。ウクライナのメディアが25日、中央アジアの調査報道などを引用する形で伝えた。こうした求人広告は隣国ウズベキスタンにも広まっているという。
 調査報道によると、暗躍しているのはプーチン大統領の友人につながるとされる民間軍事会社「ワグネル」。ジャーナリストが求人広告の連絡先に問い合わせると、警備員ではなく「月24万ルーブル(約56万円)で、ウクライナの軍事作戦地域での勤務」をあっせんされた。「ロシア国籍に道が開ける」とも約束されたと報じている。
 キルギスはおおむね親ロシア的で、ロシア主導の軍事同盟である集団安全保障条約機構(CSTO)に加盟している。一方、プーチン政権はこの枠組みで侵攻に支持を得られているわけではなく、参戦の要請には至っていない。やはり加盟国のベラルーシも、自国領をロシア軍に使用させるにとどまっている。
 今回の募集とは別に、米政府系メディアは4月、ロシア国籍を取得したキルギス人をウクライナに派遣する動きがあるとも伝えている。
 ワグネルは、2014年のウクライナ危機や15年のシリア軍事介入でも暗躍した。ウクライナ侵攻でも多数の戦闘員を送り込んでいると言われる。独立系メディアによると、ロシアの刑務所では受刑者に「恩赦と生還時の一時金20万ルーブル(約47万円)支給」を提示し、戦闘員を募集している。
 米中央情報局(CIA)の推計では、ウクライナ侵攻でロシア軍は既に「約1万5000人が死亡し、その3倍の数の負傷者が出ている」(バーンズ長官)もようだ。このところ侵攻のペースが落ちている背景には、深刻な兵員不足があると指摘されている。 【時事通信社】
〔写真説明〕キルギスのジャパロフ大統領(左)とロシアのプーチン大統領=2021年12月、サンクトペテルブルク郊外ストレリナ(AFP時事)
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