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「憤り変わらず」=死刑執行で被害者友人ら―秋葉原殺傷


 東京・秋葉原の無差別殺傷事件の発生から14年を経て、加藤智大死刑囚(39)の刑が26日、執行された。被害者の友人や現場周辺からは「憤りは変わらない」「遺族の苦しみに終わりはない」などの声が聞かれた。  専門学校時代の友人宮本直樹さん=当時(31)=を亡くした横浜市青葉区の会社員秋山茂さん(44)は「ようやく執行された。長かった」と話す。「なぜ罪のない人を殺したのか。(事件が起きた)6月が来るたびに憤りを感じるが、この憤りは死刑になっても変わらない」と心境を語った。  事件発生時、車で近くを通り掛かった埼玉県越谷市の男性(60)は「遺族の立場に立てば、死刑執行は当然のことだ」と話した。事件が起きた6月8日には毎年、現場を訪れて手を合わせているといい、「秋葉原を通るときに、『ここで亡くなった人がいた』と思うだけでも風化を防ぐ一歩になる」と訴えた。  加藤死刑囚が働いていた仙台市の警備会社で同僚だった大友秀逸さん(46)は「来るべき日が来たという感覚。悲しい要素もあるが、なかなかうまく言語化できない」と複雑な心境を語った。「(事件前に)相談してくれていたら違う未来があったかもしれない」と振り返った。  現場の交差点近くを買い物で訪れた30代の会社員男性は、「事件の背景として加藤死刑囚が孤独だったことがあると思うが、死刑は当然だ」と話した。別の通行人の男性(35)は「被害者や遺族の苦しみは終わらない」と語った。 (了)【時事通信社】
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