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前日試射した銃を使用か=弾数、形状など類似―安倍元首相銃撃・奈良県警


 安倍晋三元首相が奈良市で街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、使われた手製銃は、山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が前日に宗教団体施設に向かって試射したものと同じ可能性があることが16日、捜査関係者への取材で分かった。弾痕の数や弾丸の大きさが類似しているといい、奈良県警は土地勘がある地元での襲撃機会と意識し、直近に試射して性能を確かめた銃を選んだとみている。  山上容疑者は事件前日の7日未明、奈良市内の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設が入るビルで「銃の試射をした」と供述。県警の検証では、施設に銃撃された痕跡はなかったが、同じ敷地にある会社の入り口付近に弾痕のような穴があり、弾丸とみられる金属片が回収された。  周辺住民が7日午前4時ごろ、大きな破裂音を1回聞いていた。山上容疑者の車が近くの防犯カメラに映っており、「試射は車に乗ったまま行った」とも供述。逃走を意識したとみられている。  県警の検証では、6個の穴が狭い範囲に集中しており、一度の発射で6個の金属球を飛ばす散弾銃のような構造だった可能性が高い。安倍氏の襲撃に使われた銃も同じ形式だったといい、テープで束ねた2本の金属パイプから1発ずつ、計12個の弾丸が射出されたとみられる。銃撃事件現場近くの立体駐車場の外壁などから穴や金属片などの痕跡が見つかった。  県警などによると、両方の現場から回収された弾丸とみられる金属片は、大きさが約1センチ程度。一部は変形していたが、球形が残るなど、外見の特徴も一致していた。穴の直径も同じくらいで、特徴が似ているという。  山上容疑者は数種類の手製銃を完成させ、奈良県内の山で試射を繰り返していたとされる。県警は威力や精度を考慮し、信頼性の高い銃に決めたとみて経緯を調べる。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕世界平和統一家庭連合(旧統一協会)の関連施設が入るビルを調べる奈良県警の捜査員ら=15日午前、奈良市
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