死亡事故で部下身代わりに＝容疑で５０歳会社代表逮捕―岐阜県警

　飲酒運転で死亡事故を起こした後、現場に部下を呼び寄せ身代わりを頼んだとして、岐阜県警は１２日、自動車運転処罰法違反（危険運転致死）と犯人隠避教唆容疑で、人材派遣会社代表伊藤正人容疑者（５０）＝岐阜市＝を逮捕した。犯人隠避容疑で同社役員の男（５８）＝同県各務原市＝も逮捕した。２人の認否は明らかにしていない。 　伊藤容疑者の逮捕容疑は６月３０日午前２時３０分ごろ、岐阜市芥見町屋の県道を飲酒状態で走行し、対向車線を走って来た車に正面衝突させ、運転していた男性会社員（２６）＝同市＝を死亡させるなどした疑い。 　事故後、役員の男に電話して身代わりをするよう依頼。現場に駆け付けた男が、警察官に事故の運転手だと申告した。伊藤容疑者は後部座席にいたと説明していたが、その後の調べでうそと判明したという。　（了）【時事通信社】