外壁塗装業者を業務停止＝住宅訪問でしつこく勧誘―消費者庁

　住宅を訪問してしつこく外壁塗装の勧誘をしていたとして、消費者庁は３０日までに、特定商取引法違反（迷惑勧誘など）で、新生ビジネスパートナーズ（神戸市）など２社に９カ月の一部業務停止を、同社社長に９カ月の業務禁止を命じた。２社は対象期間中、訪問販売での勧誘や契約締結ができなくなる。 　他に処分を受けたのは、新生ホームサービス（同市）。同庁によると、２社は共同で個人宅を訪問し、住民が断ってもしつこく勧誘。担当者が夜９時ごろに訪れたり、勧誘目的だと明かさずに訪問したりすることもあったという。２０１８年４月以降、全国の消費生活センターには３８１件の相談が寄せられた。 　また同庁は、今回処分した２社と同様の手口の勧誘を行う可能性があるとして、同日までに日本ｅリモデル（神戸市）など３社の社名を公表した。３社の代表者らはいずれも新生ビジネスパートナーズの社員で、勧誘手法が引き継がれている可能性が高いとして注意を呼び掛けている。 　新生ホームサービスは「監督官庁からの指摘を真摯（しんし）に受け止め、再発防止に全力で取り組む」とコメントした。　（了）【時事通信社】