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大麻健康被害に警戒=タイで家庭栽培解禁


 【バンコク時事】大麻の家庭栽培が解禁されたタイで、摂取後の死亡例が報告され、警戒が強まっている。専門家は乱用による健康被害を警告。特に若年層は摂取しないよう呼び掛けている。  タイ政府は9日、幻覚作用を及ぼすテトラヒドロカンナビノール(THC)の含有量が0.2%以下の大麻の家庭栽培を解禁した。医療目的などに限定し、娯楽のための吸引は引き続き禁止する。市民の関心は高く、16日までに84万人が栽培に必要な登録を済ませた。  2019年に医療用大麻の使用が解禁されたタイでは、その後も規制緩和が進み、大麻入りの飲食物や化粧品が出回っている。バンコクのチャチャート都知事は14日、家庭栽培解禁後、過剰摂取した4人が都傘下の病院に搬送され、このうち51歳の男性が心不全で死亡したと語り、「大麻使用に関する啓発活動が必要」と訴えた。  これに対し、規制緩和の旗振り役を担うアヌティン保健相は、男性の死と大麻の因果関係を否定。大麻問題を政治利用してはならないとくぎを刺し、論争に発展している。  チュラロンコン大医学部のティラ准教授は「飲食物に含まれる大麻成分の量を制限しなければ、健康に深刻な影響をもたらし、自傷行為や犯罪に及ぶ恐れもある」と指摘した。また、タイ小児科医師会は、20歳未満の若年層による摂取は脳機能の低下や統合失調症を招くと警告している。 【時事通信社】 〔写真説明〕タイ東北部ブリラム県で、大麻関連イベントに参加するアヌティン保健相(中央)=10日(タイ誇り党提供)
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