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海外で日本旅行の予約急増=厳格規則を敬遠、様子見も


 日本政府が今月、新型コロナウイルスの感染拡大で停止していた外国人観光客の入国を一部解禁したのを受け、海外で日本旅行熱が高まっている。韓国や東南アジアでは旅行の予約が急増。一方、行動制限など厳格な規則が敬遠され、様子見の雰囲気も強い。  シンガポールでは訪日解禁を待ちわびていた人が多く、地元旅行代理店EUホリデーズでは早くも400人以上が予約を入れた。東京、京都、大阪などの主要観光地を巡る定番の「ゴールデンルート」や冬の北海道の人気が高い。  韓国でもツアーへの申し込みが殺到。帰国時の隔離措置がなくなったことで、夏休みを控えて「早くまた日本へ家族旅行に行きたい」(40代団体職員)といった声が少なくない。旅行大手ハナツアー関係者は「コロナ以前に旅行需要が最も多かった地域は日本。海外旅行の回復傾向も加速するだろう」と期待する。  ただ、観光ビザが必要な上、日本政府が認める団体旅行は自由行動が許されず、マスクの着用や食事中の会話自粛などの制限が伴う。「北朝鮮観光のよう」ともやゆされ、「ノービザ、自由旅行」解禁を待つ人も多い。シンガポールでも厳格な規制が嫌気され、様子見ムードがくすぶる。  米国でも旅行代理店への問い合わせが急増している。しかし、日本の観光庁が設けた複雑なガイドライン通りにツアーを実施できる事業者は不足しており、「日本側の受け入れ態勢が追い付かず、ガイドを手配できない」(アムネットニューヨーク)と対応に苦慮。個人旅行が認められていないことにも「困惑する顧客が多い」(JTB米国法人)という。  一方、コロナ流行前の2019年に国・地域別の訪日客数で首位だった中国。厳格な出入国制限を伴う「ゼロコロナ」政策に基づき、帰国時に2週間超の自費隔離が求められるため、日本旅行は「できない」(北京市内の旅行会社)のが実情だ。日本政府観光局の北京事務所は「中国側の制限の早期緩和を期待している」と強調した。 【時事通信社】 〔写真説明〕盛況だった日本旅行のイベント=5日、シンガポール(旅行代理店EUホリデーズ提供・時事)
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