アンドルー王子ら登場せず＝女王在位７０年のメイン式典―英

　【ロンドン時事】エリザベス英女王（９６）の在位７０年を祝う来月の記念行事で、ロンドンのバッキンガム宮殿バルコニーで主要王族が勢ぞろいして行うメインの式典に、女王の次男アンドルー王子と孫ヘンリー王子夫妻が参加しないことになった。王室が６日発表した。 　式典は王族が宮殿バルコニーに結集し、群衆に手を振ったり、空軍の儀礼飛行を観覧したりするもので、女王の誕生日など王室の重要な祝賀行事の際に実施される。通常は主要王族がそろって姿を見せるが、王室は声明で、今回登場するのは「女王と、女王の代理として公務を遂行している王族に限る」と明らかにした。 　王室は除外の理由を説明していないが、アンドルー王子は性的虐待疑惑で提訴され、最近和解したものの疑念がくすぶり続けていることが背景にあるとみられる。ヘンリー王子夫妻は、王室公務から引退し米国に移住しており、「主要王族」から外れている。夫妻は記念行事に合わせて渡英を予定しており、他のイベントに出席する可能性があるという。　【時事通信社】