秋田竿燈まつり、３年ぶり開催＝東北三大祭りそろう

　新型コロナウイルスの影響で２年続けて中止されていた秋田市の秋田竿燈（かんとう）まつりが、８月３～６日に開催されることが２７日、決まった。今年は青森ねぶた祭も３年ぶりに、仙台七夕まつりは昨年に続き実施予定で、東北三大祭りがそろって開かれることになる。　 　竿燈は多数のちょうちんを下げた竹竿で、大きいものは重さ５０キロにもなる。祭りは、法被に鉢巻き姿の「差し手」が「ドッコイショー」の掛け声に合わせ、竿燈を手や腰に乗せバランスを取る妙技で知られる。 　コロナ下の開催となるため、有料観覧席を約２割減らし、人の流れを監視するカメラを設置するなどの対策を取る。掛け声を認めるかは今後検討する。 　１４日の実行委員会総会が３年ぶりの開催方針を確認し、中止の場合は今月下旬に最終判断するとしていた。有料観覧席の団体販売は既に開始しており、個人向けは５月１０日から受け付ける。（了）【時事通信社】