starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

SNS中傷のない社会実現を=池袋暴走と木村花さんの遺族が対談


 東京・池袋の乗用車暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さん(35)と、誹謗(ひぼう)中傷を受け命を絶った女子プロレスラー木村花さん=当時(22)=の母響子さん(45)が24日、都内で対談した。2人はインターネット交流サイト(SNS)による中傷のない社会の実現に向け、法整備や教育が必要だと訴えた。  事故後、SNSで妻子の実名を挙げられた上で中傷された松永さんは「こんなにつらく苦しいのかと実感した」と話した。再発防止には法整備が必要で、表現の自由と被害者側保護の両立は可能だと訴えた。  松永さんは「インターネットと車はどちらも便利だが、一歩間違えれば人を傷つけ、時には殺してしまう」とも指摘。「使い方の教育が重要だ」と語った。  響子さんは、中傷被害の証拠集めのほか、裁判にかかる時間や経済的負担について触れ、「何回も心をえぐられた」と振り返った。  加害者側について「無意識に中傷しているのではないか。『中傷とは何か』という社会的なガイドラインが必要だ」と指摘。その上で、「怖いのはSNSではなく、それを攻撃に使う人。『娘の名前で金もうけをしている』などと心ない言葉を向けられたが、これからも中傷のない世の中にするための活動を続けたい」と語った。  対談は、松永さんが響子さんに呼び掛けて実現した。花さんへの中傷では2021年3月、侮辱罪で略式起訴された男に対し、東京簡裁が科料9000円の略式命令を出した。松永さんは今年3月、自身のツイッターに「金や反響目当てで闘っている」などとする書き込みがあり、警視庁に相談した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷について対談する池袋暴走事故の遺族松永拓也さん(左)と、女子プロレスラー木村花さんの母響子さん=24日午後、東京都内
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.