日本海で日米イージス艦訓練＝北の弾道ミサイルに備え―海自

　海上自衛隊は１５日、イージス艦「こんごう」が日本海で米海軍と弾道ミサイルの情報共有などの訓練を行ったと発表した。北朝鮮が故金日成主席の生誕１１０年に合わせてミサイル発射や核実験を行うことへの警戒が高まっており、こうした動きをけん制する狙いがあるとみられる。　 　海自によると、訓練は１３日と１４日に実施。米側はミサイル巡洋艦「モービル・ベイ」などイージスシステムを備えた２隻が参加した。発射情報や軌道など、収集した情報を共有し、共同で対処する訓練を行ったという。自衛隊は米原子力空母「エーブラハム・リンカーン」を中心とする空母打撃群とも日本海で合同訓練を実施している。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕米海軍との訓練で、共有された弾道ミサイル情報を確認する海上自衛隊のイージス艦「こんごう」の隊員（海自提供・画像は加工されています）