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英首相の退陣論再燃=コロナ規則違反で罰金


 【ロンドン時事】英首相官邸などで新型コロナウイルスの規制中に規則違反のパーティーが繰り返されていた問題で、ジョンソン首相は12日、罰金を科されたことを認めた。これを受け、首相退陣論が再燃し、主要野党や自治政府は一斉に辞任を要求。世論調査も厳しい結果となった。  ジョンソン氏は12日、「私の政府が導入した規則を私自身が守れなかったことに、多くの人が怒りを覚えるのは当然だ」として謝罪。罰金を支払ったと明かした上で、「謙虚に任務を遂行する」と辞任を否定した。  これに対し、最大野党・労働党のスターマー党首は「わが国の歴史上初めて首相が法を破った」と非難。他の野党やスコットランド、ウェールズの両自治政府首相も一斉に辞任を求めた。  調査会社ユーガブの緊急世論調査では、英国民の57%が「首相は辞任すべきだ」と回答。続投支持は30%にとどまった。  問題となったのは2020年6月19日のパーティー。英メディアによると、誕生日だったジョンソン氏のために閣議室に約30人が集まり、ケーキを食べ、歌で祝ったという。  ジョンソン氏はロシアのウクライナ侵攻後、国際的に存在感を発揮してきた。ウクライナのゼレンスキー大統領と毎日のように電話会談し、対ロ制裁やウクライナ支援を主導。与党・保守党からは「ロシアの暴虐からウクライナを守る仕事に最適の人物だ」(アマンダ・ミリング議員)と擁護する声も上がっている。  ただ、戦争のさなかの英首相交代はこれまでに先例がある。第1次世界大戦中の1916年、第2次大戦中の40年にいずれも当時の首相が退陣した。来月の地方選で保守党が大敗すれば、進退を問われる可能性が一段と強まりそうだ。 【時事通信社】 〔写真説明〕ジョンソン英首相(左)=3月23日、ロンドン(英議会提供)(AFP時事)
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