小児ワクチン、２人に副反応疑い＝因果関係「評価できず」―厚労省

　小児向けの新型コロナウイルスワクチン接種について、厚生労働省は１８日、女児２人に副反応が疑われる症状が出たと公表した。専門家は２人の接種との因果関係について、症状の詳細などの情報が不足しているため「評価できない」とした。　 　同日開かれた厚労省の専門部会で報告された。２人は、５日と６日に米ファイザー製ワクチンの１回目接種を受けた。５歳の女児は嘔吐（おうと）、１０歳の女児は胸の痛みやけいれんなどが起きたが、いずれも症状は重くなく、その後改善した。５歳女児はアレルギー性鼻炎で薬を飲んでいたという。 　厚労省によると、５～１１歳の小児は１２歳以上の接種者と比べ、副反応疑いの報告頻度は低いという。（了）【時事通信社】