starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ロシア、追加戦力投入迫られる=外国戦闘員派遣、国外部隊呼び戻しも―ウクライナ軍の抵抗強力


 ウクライナに軍事侵攻したロシアが、ウクライナ軍の激しい抵抗を受け、中東の外国人戦闘員の受け入れや外国駐留の部隊呼び戻しなど追加の戦力投入を迫られているもようだ。ロシアは侵攻前に最大19万人の部隊を対ウクライナ国境に展開させ、既にほぼ100%を投入したとされる。  ロシアのプーチン大統領は11日の安全保障会議で、シリアなど中東から戦闘員を受け入れ、戦地に派遣することを承認した。ロシアは2015年にシリア内戦に軍事介入し、アサド政権の後ろ盾となってきた。さらにリビアでも戦闘員を集めているという情報もある。  ウクライナ国防省情報総局は13日、シリアで戦闘員募集所が14カ所開設され、重火器や狙撃銃を扱える戦闘員数千人が集まったと分析。戦闘員の月給は「300~600ドル(約3万5000~約7万円)」と見積もった。ロシア軍が駐留するシリア北西部ラタキア近郊のヘメイミーム空軍基地から輸送機でモスクワ郊外の軍空港に送り込まれていると指摘した。  このほか、20年にアルメニアとアゼルバイジャンが争ったナゴルノカラバフ紛争の停戦後に平和維持部隊として現地に展開しているロシア軍の呼び戻しや、アルメニアに駐留するロシア軍部隊の移動といった情報が浮上している。  ロシア国防省は2日、ウクライナでの自軍の戦死者について498人と公表。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、ロシア軍の戦死者は「1万2000人以上」と主張したが、詳細は不明だ。  ただ、ロシア軍が予想以上の損失を被っているのは確かで、チェチェン紛争やシリア内戦に参戦した歴戦の将官らの前線での戦死が伝えられている。プーチン氏の側近であるゾロトフ国家親衛隊隊長は13日、ロシア正教会の行事で「確かに全てが思うように迅速に進んでいるわけではない」と認めた。 【時事通信社】 〔写真説明〕平和維持部隊としてナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトに展開するロシア軍=2020年11月(AFP時事) 〔写真説明〕ロシア軍が駐留するシリア北西部ラタキア近郊のヘメイミーム空軍基地=2021年5月に国営シリア・アラブ通信(SANA)が公開(AFP時事)
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.