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検察「血痕に赤み残る」と意見書=弁護団は反論―袴田事件差し戻し審


 静岡県で1966年、一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑が確定した袴田巌さん(86)=釈放=の第2次再審請求差し戻し審で、検察側は14日までに、争点となった衣類に付着した血痕の色に関し、独自の実験に基づき「みそに長期間漬かっても赤みが残る」とする意見書を東京高裁に提出した。袴田さんの弁護団が同日記者会見し、明らかにした。  2月24日付で提出された検察側の意見書は、弁護団が昨年11月に提出した専門家の鑑定書などに反論する内容。弁護団は14日に行われた3者協議で、検察側の実験は「条件設定に問題があり、信用できない」と反論した。協議では、弁護団の鑑定書を作成した専門家らに対する証人尋問を6月以降に実施する方針が決まったという。   弁護団はこれまで、血液をみそ漬けの環境に置いた場合、数週間以内には化学反応で赤みが消えると主張。事件の約1年2カ月後、現場近くのみそタンクから見つかった衣類に付着した血痕は赤みが残っており、証拠が捏造(ねつぞう)されたとしている。  検察側の意見書は、実験結果に基づき「血痕をみそに約5カ月間漬けても赤みが残った」と指摘。弁護団の鑑定書などについて「新証拠とは認められない」とした。(了)【時事通信社】
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