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追悼の光、未来へ=東日本大震災11年「次の一歩」―宮城・岩手


 東日本大震災から11年となった11日夜、宮城、岩手両県などでは、追悼の祈りを込めた明かりがともされた。集まった遺族らは、光を見詰めながら、亡くした人との日々に思いをはせた。  津波で児童ら84人が犠牲となった宮城県の旧石巻市立大川小学校では、円状に配置された84本の「竹あかり」の光が周囲を温かく包んだ。中心の高さ約5メートルの灯籠は「天と地、過去と未来のつながり」を表現した。  企画したのは、三男を亡くした佐藤和隆さん(55)。「いろんな人に制作に関わってもらった。大川小や震災を思い出すきっかけにしてほしい」と話した。次女を亡くした紫桃隆洋さん(57)は「娘と一緒に過ごした11年は短く、亡くなってからの11年は長かった。あかりを次の一歩にしたい」と語った。  岩手県釜石市の旅館「宝来館」の敷地には「3・11」をかたどったあんどんが設置され、近くの海上で鎮魂の花火が上がった。あんどんを監修する岐阜県美術館の日比野克彦館長(63)は「1年を振り返って来年を思うのがコンセプト。その年ごとに工夫して継続したい」と話した。  同市出身で、盛岡市で飲食店を経営する伊勢央さん(42)は、震災関連死で母を失った。「この日は店も休みにして帰ってくる。思い出す日として必要」と花火を見上げた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕旧大川小学校で灯された竹あかり=11日午後、宮城県石巻市 〔写真説明〕東日本大震災の犠牲者を悼み、海上で打ち上げられた花火=11日午後、岩手県釜石市 〔写真説明〕点灯された「3.11」のあんどん=11日午後、岩手県釜石市
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