ＩＡＥＡ、原発攻撃で「前例ない危険」＝ロシア・ウクライナと協議の用意

　【ベルリン時事】国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の理事会が７日、ウィーンで５日間の日程で始まった。グロッシ事務局長は冒頭声明で、ロシア軍がウクライナの原発を攻撃、占拠した問題について「前例のない危険」が発生していると指摘。原発の安全確保について、両国を交えた三者協議を行う用意があると改めて強調した。 　グロッシ氏は４日、ロシアが占拠したチェルノブイリ原発を自ら訪問して両国と協議することを提案した。ロシアも協議に前向きだが、第三国かオンラインでの実施を要求している。グロッシ氏は協議について、複数の国の首脳から支持を得たとした上で「（場所は）どこでも可能だ」と説明した。　【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ南東部ザポロジエの原子力発電所のライブカメラに映った、光りながら落下する物体＝４日（ザポロジエ原子力発電所ＹｏｕＴｕｂｅより） 〔写真説明〕７日、ウィーンで開かれた国際原子力機関（ＩＡＥＡ）理事会の冒頭で、声明を読むグロッシ事務局長（ＡＦＰ時事）