中国から豚ソーセージ輸入疑い＝貿易会社代表ら３人逮捕―大阪府警

　家畜伝染病予防法で畜産加工食品の輸入が禁止されている中国から豚肉ソーセージなど約４００キロを輸入したとして、大阪府警生活環境課は１日までに、同法違反容疑で、貿易会社代表取締役で中国籍の肖剛容疑者（３６）＝大阪府東大阪市鴻池町＝ら男女３人を逮捕した。いずれも容疑を否認しているという。 　逮捕容疑は昨年５～６月、中国から豚肉のソーセージなど計約４００キロを国際郵便で輸入した疑い。 　同法は、アフリカ豚熱（ＡＳＦ）などの国内侵入を防ぐため、欧州や南北アメリカ、オセアニア以外からの豚製品の輸入を禁じている。　 　同課は、肖容疑者らが昨年１～８月、ソーセージなどを国内の中国系食材販売業者など約２６０店に販売し、約１６００万円を売り上げたとみている。 　動物検疫所の関西空港支所の職員が発見し、昨年４月に府警へ相談。同課が昨年１１月、肖容疑者の会社などを捜索した。（了）【時事通信社】