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バイデン氏、大きな外交得点=国内外に「強さ」誇示―IS指導者死亡


 【ワシントン時事】バイデン米大統領は3日、過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者アブイブラヒム・ハシミ容疑者の死亡を発表した。「同盟国の安全を強化する」とも表明し、「強い指導者」の姿を国内外に誇示。昨年8月のアフガニスタンからの米軍撤収に伴う混乱から外交手腕を疑問視されたバイデン氏にとり、大きな得点となった。  今回のシリアでの作戦は数カ月前から計画され、バイデン氏が1日に決断した。米政府はホワイトハウスのシチュエーションルーム(作戦司令室)で作戦を見守る写真を直ちに公開。バイデン氏は声明を出した上で、テレビカメラの前で「テロリストを追い詰め、見つけ出す」と成果を誇った。  バイデン氏は昨年8月のアフガン撤収を境に支持率が下降。対ウクライナ国境付近に10万人以上の部隊を集結させるロシアのプーチン大統領を押し返せず、北朝鮮も弾道ミサイルの発射を再開するなど外交的な苦境が続いている。  中国が国威発揚を狙う北京冬季五輪の開幕を4日に控え、バイデン政権がなぜこのタイミングで作戦に踏み切ったのか明確な説明はない。それでも複雑な作戦を米軍の犠牲なしに成功させ、情報収集力や実行力を存分に見せつけた。上院軍事委員会のインホフ議員(共和党)は「テロリストが1人減り、良い日だ」と評価した。  ただ、米シンクタンク民主主義防衛財団のビル・ロッジオ上級研究員は「バイデン外交への信頼は多少回復するかもしれないが、アフガン撤収の失点は大きく(今後、内外で)十分な支持を得られるかどうか疑わしい」と指摘する。バイデン氏の難局は続きそうだ。 【時事通信社】 〔写真説明〕3日、ホワイトハウスで、シリアでの米軍の作戦について説明するバイデン米大統領(AFP時事) 〔写真説明〕米軍撤収に伴い、先を争ってアフガニスタンから脱出する人々=2021年8月、アフガンからカタールへ向かう機中(米軍提供)(AFP時事)
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