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ジョンソン英首相、一段と苦境に=パーティー疑惑、逆風強まる


 【ロンドン時事】英首相官邸で新型コロナウイルス対策の規制中に16件の「集まり」が開催されていたことが政府の内部調査で発覚し、ジョンソン首相の苦境は一段と深まった。野党からの辞任要求が強まる中、首相は窮地に立たされている。  「まずは謝罪したい」。首相は報告書公表を受けて開かれた1月31日の下院質疑を、神妙な表情で謝罪することから始めた。  しかし、批判されるとたちまちむきになって反論するいつもの強気の姿勢に逆戻り。辞任を否定し、欧州連合(EU)離脱など自らの政権の実績を誇示した上で、野党党首を「政治的なご都合主義」とののしった。  ただ、首相に対する逆風が収まる兆しはない。最大野党・労働党のスターマー党首は「恥知らずな男」と酷評。野党第2党・スコットランド民族党(SNP)を束ねるブラックフォード議員も、過去に答弁でパーティー開催を否定していた首相に対し「議会を欺いた」と非難した。  与党・保守党や世論からも厳しい声が上がっている。メイ前首相は「首相はルールを読まなかったのか、理解できなかったのか、それとも官邸は免除されると思ったのか」と詰問。調査会社オピニウムの緊急世論調査では、英国民の62%が「首相は辞任すべきだ」と回答した。  首相の悲願だったEU離脱実現から1月31日で丸2年となった。もはや高揚感もなく、首相の統率力はパーティー問題ですっかり色あせ、政権の命運も警察の捜査に委ねられている。 【時事通信社】 〔写真説明〕1月31日、英下院で発言するジョンソン首相(AFP時事)
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