海洋プラ、４０年に３倍＝「緊急事態」と警告―国際環境ＮＧＯ

　【ロンドン時事】国際環境ＮＧＯ「環境調査エージェンシー（ＥＩＡ）」は１８日、海洋を汚染するプラスチックごみ・廃棄物が２０４０年までに現在の約３倍に増える可能性があると警告する報告書を公表した。「地球規模の緊急事態」だとして、国際的な対策を求めている。 　報告書によると、海洋のプラスチックごみは２５年までに推定２億５０００万トンに上り、４０年に約７億トンに達する見込み。 　報告書は、プラスチックが生物に取り込まれ、食物連鎖に悪影響を及ぼすとも指摘。その結果、「人類の健康を損ない、生物多様性の喪失を促し、気候変動を深刻化させ、大規模で有害な環境の変化を引き起こす」恐れがあると警鐘を鳴らした。　【時事通信社】