堀島、抜群の安定感＝Ｗ杯フリースタイル・モーグル

　堀島は開幕から６戦連続の表彰台。腰に痛みが出たため、滑りを抑え気味にしながらも高得点をマークし、「けがなく終わることができたのはまず一番良かった」と安堵（あんど）感をにじませた。 　今季は大技を狙うよりも「体にも優しい滑りというのを意識してやっている。ミスのない滑りを突き詰めていく」と安定感を重視する。精神的な余裕も生まれ、「どうやったら自分がさらにうまくなるのかとか考えるすべがどんどん出てくる」と好成績の要因を語る。 　今季は既に２勝を記録しているが、「ここまで無理せず力をためてきた。北京ではしっかりと自分の力を出して、無理してでも表彰台圏内をキープできるように、というのは考えている」。Ｗ杯通算１０勝を誇る日本のエースは、きっちり五輪に照準を合わせている。（トランブラン時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕フリースタイルスキーのワールドカップ（Ｗ杯）モーグル第６戦で、６戦連続表彰台となる３位に入った堀島行真＝７日、カナダ・トランブラン