ゲームなどの時間増＝小５男子「１日５時間以上」１６％―体力テスト

　全国体力テストの結果からは、新型コロナウイルスの影響で体を動かす時間が減った一方、ゲーム機やスマートフォンなどに費やす時間が増え、特に男子は長時間化の傾向がみられることが明らかとなった。 　学習以外でテレビやＤＶＤ、ゲーム機、スマホ、パソコンなどの画面を見る時間を尋ねたところ、平日１日当たり「２時間以上」と回答した割合が小中男女ともに増加。小５男子では６割を超え、うち「５時間以上」は１５．９％に上った。中２男子も、２時間以上が７割おり、５時間以上も１４．６％いた。 　肥満の割合も増え、男子と小５女子で過去最大に。小５男子は１３．１％（前回１１．１％）、小５女子は８．８％（同８．１％）、中２男子は１０％（同８．６％）、中２女子は７．１％（同６．６％）となった。 　全国の小中学校には１人１台端末が配布されており、デジタル化が進む中、体力低下をどう防ぐかが課題となっている。スポーツ庁は「避け難い社会の変化をしっかりと受け止め、どうするか考えたい」としている。（了）【時事通信社】