米首都、マスク義務再開＝コロナ再拡大、緊急事態宣言

　【ワシントン時事】米首都ワシントンのバウザー市長は２０日、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、緊急事態を宣言した。２１日から来年１月３１日まで屋内でのマスク着用を求めるほか、市職員に対しワクチンや追加で打つ「ブースター」の接種を義務付ける。 　バウザー氏は１１月にマスク着用義務を緩和したばかりだが、わずか１カ月で復活を余儀なくされた。 　米国では新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」が急速に広がり、秋に落ち着いた感染者数が再び増加に転じている。バイデン大統領は２１日、冬休み入りを前に国民向けに演説し、感染対策を呼び掛ける予定。これに関しサキ大統領報道官は２０日の記者会見で「ロックダウン（都市封鎖）に関する内容ではない」と述べた。　【時事通信社】