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【S】 Saucony


TBD


File no. 052


《Saucony / サッカニー》


 


ひと昔前までは、玄人があえて好むスニーカーブランド。 それが《サッカニー》のイメージだった。


街で見かけることも少なく、遭遇しても決まって玄人臭の漂うお洒落な人が履いている印象で。


しかし、最近はそんなひと昔前の雰囲気を微塵も感じさせないほど《サッカニー》は注目を集め、高い人気を博している。


感度の高い洒落者が好んでいるという部分は昔から変わっていないが。


これからもっと盛り上がるであろう《サッカニー》というブランドの出自や歴史を改めて振り返ってみる。


 


創業は1898年、アメリカ・ペンシルバニア州・カッツタウンの町工場が起源。


2つのレンガ造りの工場をサッカニー川の畔に構えたことから、《サッカニー》というブランド名が付けられた。


1900年代の前半から中期にかけ、シリアスアスリートはランニングに注目していた。


しかし当時、現在のような走ることに特化したスペックのランニングシューズは存在していなかったため、多くのランナーは革製のスパイクを履いていたという。


この状況を改善するために《サッカニー》は ”人々の走りを変える靴を作る”と決心する。


そして、試行錯誤の後に「THE 7446SPIKE」を開発。


このシューズは同ブランドが手がけた初めてのランニングシューズだった。


 


ここからランニングシューズ開発の歴史がスタート。


その後、1968年に拠点をマサチューセッツ州・ケンブリッジに移し、以来今日まで”ボストニアン”として、地元ボストンに根ざした活動を続けている。


1972年のミュンヘンオリンピックではアメリカ人ランナー、フランク・ショーターが金メダルを獲得。


アメリカに空前のランニングブームが到来する。


多くのブランドがこぞってランニングシューズの開発を競ったが、当時の「CONSUMERREPORT MAGAZINE」誌において、《サッカニー》はベスト・クオリティと評された。


その評判はすぐに広まり、シリアスランナー以外の一般ランナーにも支持される存在に。


1980年代に入るとブランドを代表するモデルが次々に発表された。


1980年には「TRAINER 80」、1981年には「JAZZ」、1984年には「DXN TRAINER」、1988年には「SHADOW」が登場。


これらのモデルには当時の先端スペックが搭載されていたが、その機能優先のプロダクトは結果的に、現在まで愛され続ける普遍性の高いデザインを誕生させた。


 


ランナーと真っ向から向き合ってきた長い歴史が生み出したシューズには、色褪せない魅力が詰まっている。


 


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