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柔軟性を高めることはさまざまな健康効果がある




開脚できるようになる本がベストセラーになるなど、いま世の中は空前の柔軟ブーム。老いも若きも体を柔らかくすることに夢中です。じつは体に柔軟性があると、さまざまな健康効果が期待できます。近年では柔軟性が病気やけがの予防だけでなく、若さにも関係していることが医学的にもわかってきました。


柔軟性を高めることはさまざまな健康効果がある


柔軟性と血管の柔らかさは比例する


医学界では、柔軟性と血管の柔らかさは比例するといわれています。糖尿病や動脈硬化がおこりやすい病気の人は、間違いなく体が硬いといっても過言ではありません。内臓の働きも悪くなるので、免疫も落ちてがんになりやすくなり、うつ病にも認知症になりやすくなります。


柔軟性は、ここまで健康への影響が大きいのです。柔軟性のある人は見た目が若々しいだけでなく、中身も健康なのです。


たとえば真向法体操がよい例かもしれません。これは、昭和初期から伝わる股関節のストレッチを中心にした健康体操。柔軟性を高める健康法です。腰痛や肩こり、冷え性などを予防・改善する効果があるとされています。


足首の柔軟性を高めるエクササイズ


実際、柔軟性を高めることで皮膚が弱くて手の湿疹が絶えなかった人が、血流がよくなって湿疹が出なくなったという事例もあるほど。季節ごとに出ていたぜん息が出なくなった人や、ぎっくり腰が解消した人など、柔軟性にはさまざまな健康効果があるのです。


ここで足首の柔軟性を高めるエクササイズを紹介しましょう。まず足首を逆の足のひざのあたりにのせます。続いて、足の指の間に手の指を入れてください。このとき、小指から入れていくとやりやすいでしょう。


握手するように握ったら足首を回します。回すときは大きくゆっくりと行うのがポイント。10回程度回したら、反対方向にも回します。同じように、反対側の足を行えばOK。柔軟性を高めて健康になりましょう。


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