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「オヤジギャル」と「オジサン女子」は一見同じようで、じつは似て非なるもの!?




コンサバ系の老舗女性ファッション誌『with』のネット版『with online』が「身近にいるかも…急増する“オジサン女子”の生態」なるタイトルの記事を配信していた。



 



読んで字のごとく「オバサンを通り越して、オジサン化している女子」のことを指し、『with』の観察によると、たとえば



 



・指毛ボーボー女子(ネイルはきちんと仕上げているのに指に毛がボーボー生えている女子)



 



・つまみ必須女子(営業回りから社内に帰ってきて、ノンアルコールビールやスルメイカを飲み食いしながら「くぅ〜! たまらん」などと感極まる女子)



 



・野球ヤジり女子(仕事中、PCで野球を観ながら「いてまえ!」とか「ポンコツ野郎だな!」とか…とヤジっている女子)



 



・開き直り女子(「ゴメン。私、おっさんだから」と開き直り、人前で「バフー!!」とオナラをしたりする女子)



 



……みたいな女子が昨今増加している……らしい。



 



人前で平気で音付きの放屁をしてしまうようなヒトのことを「オジサン」の一括りにしてしまうのも、一種の男女差別なのでは?……って気もしなくはないが(笑)、まあそこらへんは良しとして、「オジサン女子」という造語を聞いてまず頭に浮かんだのが、バブル期にバブリーなネエチャンのあいだでトレンディーと、もてはやされた「オヤジギャル」ってヤツである。



 



「オヤジギャル」とは、男女雇用機会均等法が浸透しつつあるなか、アフター5は居酒屋か赤ちょうちん、休日はゴルフか競馬、駅のホームでドリンク剤をゴクゴク飲んでは、喫茶店でスポーツ新聞を読み漁る……みたいな(当時の)中年サラリーマンの日常をなぞる若い女性(※ちなみに、このころは「若い女性」全般のことを「ギャル」と称していた。今で言う「女子」とほぼ同義語)のことを指す。「働く女性はかっこいい→OLのオヤジ化はナウい」といった主張を体現するスタイルであり、1990年には新語・流行語大賞の新語部門で銅賞までも受賞した。



 



さて。そんな「オヤジギャル」と比較して『with』発の「オジサン女子」は、パワーワードという観点からすれば、やや……どころか、かなりインパクトに欠ける印象は否めない。だが、その「弱すぎ」な感じが、今の時代の「中年男性化していく女性」にマッチしていて、ネーミングの按配(あんばい)としては、逆に絶妙なのではないか……と私は評価したい。



 



バブル期の女性は、まだ根強く残っていた男尊女卑の風潮に対抗するため、積極的に自身を「オヤジ化」していった。いっぽう、現在の(一部の)女性の「オジサン化」は、「女子力」という、時におしつけがましくもある概念をみずから放棄しただけの消極的な姿勢からくる。いわば、前者は足し算的で、後者は引き算的──つまり、「オジサン女子」は単なる「オヤジギャル」の“焼き直し”ではなく、じつは似て非なるものなのなのだ。そして、私は個人的に、そういうオジサンな女子が増えること自体は、決して悪くないと思っている。指毛ボーボーと人前での音付き放屁は、さすがに嫌だけど……(笑)?


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