新型コロナウイルスの影響により、すっかり変わってしまった私たちの生活。まだまだ出口が見えず、心身の疲労を抱えている人が増えている。

今回は、疲労専門のクリニックである「ナカトミファティーグケアクリニック」の中富康仁医師を取材し、疲労のメカニズムと回復方法についてうかがった。

コロナ禍によって変化した、疲れの種類
中富医師によると、コロナ禍において疲労感を訴えてクリニックを受診する人が増えており、またその疲労の「種類」にも変化が見られるという。

・イライラしたり憂鬱な気分になったりする
・在宅勤務で同じ姿勢が続き、肩こり・腰痛がある
・PCやスマホを見る時間が増えて目が痛い
・在宅勤務で気付いたら一言も喋らない日が増え、元気が出ない
・外出しないのでおしゃれへの意欲がわかない

このように、ステイホームや在宅勤務といった生活の変化により、コロナ禍前にはあまり見られなかった疲労の症状を訴える人が増えているそう。
体だけでなく心の疲れを感じる人が増えているのも特徴と言えそうだ。

そもそも「疲労」とは?疲れの正体
「疲労とは体からの警報。アラートサインである」という中富医師。
体が発するアラートサインには発熱・痛みがあり、3つ目に疲労が挙げられるという。

また、「疲労」と「疲労感」は違うものだとも指摘。疲労とは実際に頭や体にダメージが溜まった状態であり、作業効率が落ちてしまうなど具体的なパフォーマンスの低下が見られる状態のこと。
疲労が蓄積されると、物忘れが多くなる、仕事などでミスが増える、躓く、物を落としやすくなる、肩こりや腰痛がひどくなる……といった症状が見られるようになる。 

「疲労を放置すると、さまざまな病気や疾患を引き起こす場合もある」と、中富医師は警鐘を鳴らした。

なぜ疲れる?疲労が起こるメカニズム
中富医師いわく、体へのダメージと回復力のバランスが崩れることで発生するのが疲労の原理。
つまり、回復力がダメージを上回ってしまうと疲労が溜まってしまうというわけだ。

そんな疲労の原因となる鍵を握るのが「活性酸素」。活性酸素とは物質を酸化させ、細胞を傷付けてしまう酸素のことで、休息をとることで通常は体内で処理されて疲労が回復する。

しかし、活動量が回復量を上回る、いわゆる「オーバーワーク」を行っている場合は体内での活性酸素の処理が追い付かず、休息をとっても疲労が回復しないというサイクルが生まれてしまうのだ。

疲れはとるのではなく、こまめに回復!疲労回復のためにできること
疲労を回復するためには、「疲れをとる」という発想ではなく、「溜めずにこまめに回復することが大事」だと話す中富医師。
そのためには睡眠の質の向上、バランスのとれた食事、こまめな休憩、リラックス、適度な運動、サプリメントの摂取などを意識的に心掛けると良いという。

今すぐにできる疲労回復方法として取り入れたいのが、サプリメントの摂取だ。
なかでも中富医師のおすすめは「還元型コエンザイムQ10」。

還元型コエンザイムQ10は疲労回復に必要なエネルギーの産生と活性酸素の抗酸化の両方を担うが、加齢とともに減少するためサプリメントで補うことが望ましいとされている。
また、酸化型と還元型があるが、もともと体内で作られるのは還元型。酸化型を摂取した場合、体内で還元型に変換してから利用しているが、酸化型から還元型に変換する力は加齢によって低下するため、摂取するのは還元型が望ましいという。

心身ともに大きなダメージを受ける、疲労。肌の不調など、美容においても大敵だ。
自分では気付きにくいからこそサプリメントなどで日頃からケアして、疲れを溜めずに元気で若々しい毎日を過ごしたい。

情報提供元:美容最新ニュース
記事名:「コロナ禍で「疲れ方」に変化あり!医師が教える疲労の正体と回復方法