はじめまして。大阪で発見を発信するデザイン事務所Speaker Labで広告デザインをしているタイラーと申します。このたびは、縁があって「ビール女子」に寄稿をすることになりました。

その理由は、歩き呑み文化「Walkeasy」をおすすめしたいから。お酒を飲みに、自由に店へ行けなくなってしまった今だからこそ試してほしい、ひとつのビールの楽しみ方のススメです。

※本記事はコロナ禍における外出を安易に推奨するものではありません。実際に歩き飲みをされる際は、蜜にならない場所で十分に気をつけてビールを楽しんでいただくようお願いいたします。

歩き呑み文化「Walkeasy」


Walkeasy(ウォークイージー)」とは、歩き呑み文化のこと。コロナが流行してから1年。緊急事態宣言が発令され、飲食店は時短要請により振り回され続けている昨今、おすすめしたいビールの楽しみ方として私が作った造語です。

このことばを作った理由は、「禁酒法の再来」ではと思っているから。

緊急事態宣言が解除されてもコロナが終息するわけでもなく、大人数が集まる飲食店や会社の大人数の呑み会は禁止。会社帰りに「一杯飲んどく?」みたいなことを禁止している会社もある。つまり、日常で外へ呑みに行く頻度が明らかに減ってきています

この状況は完全な禁酒ではなくとも、現代の日本にとっては“令和版禁酒法”とも言えるような気がするんです。
禁酒法とは
禁酒法とは、消費のためのアルコールの製造や販売、輸送が禁止された法律。世界各国で発令された歴史がありますが、一番有名なのは1920年にアメリカで発令された禁酒法。奇しくも、日本で1回目の緊急事態宣言から100年前に発令されています。
禁酒法時代の象徴としては、無許可バー“Speakeasy(もぐり酒場)”があります。Speakeasyは、公の場でお酒が呑めない状況から知恵を絞り工夫をして誕生したもので、これによって現在のバーの原型ができたり、カクテルが進化していきました。

コロナで外へお酒を呑みに行きづらくなった今、今までのようにお酒を楽しむことはできない。それなら、居酒屋やお酒の呑み方が進化していくという意味を込めた “Walkeasy(歩き呑み生ビール)”文化到来ではないでしょうか。

ちなみに、大人数で宴会をすることや泥酔になるまで呑むことではなく、あくまでも会社や用事の帰り道に軽く一杯の生ビールを楽しむことを薦めています。そして、ゴミはゴミ箱に捨ててほしい。ルールも守ってほしい。もし、お近くのお店で“Walkeasy”を始めて生ビールをテイクアウトしたときには、ちゃんとルールを守ったうえで生ビールを愉しんでほしいというススメです。

居酒屋で吞む生ビールがとても恋しい

乾杯 ビール
ビールは不思議な飲み物です。ウィスキーや日本酒、レモンサワーでないと満たされない日はないが、ビールでないと満たされない日は度々あります

初めて呑んだときは苦いし不味いと思っていたビールが、今は仕事おわりのビールが1日の楽しみの一つとなっています。

そんな私もコロナ禍の影響で、缶ビールを呑む機会が増えました。

コロナ前は「ビールが呑みたいときは缶ビールを呑めばいい」と思っていましたが、家で缶ビールを呑む日々が続くと、キンキンに冷えたジョッキにビールサーバーで注がれたきめ細やかな泡が恋しくて…。

そのとき、ビールでないと満たされないではなく、“生ビール”でないと満たされない日もあるということをコロナ禍になって気づいてしまったのです。

コーヒーにできてビールにできないことはない


今、日本で市民権を得ているコーヒーは、カフェやコンビニでテイクアウトする“歩き飲み”文化が定着しています。

一方のビールはというと、飲食店へ呑みに行くことが難しくなったせいか、会社からの帰り道だと思われる方が、缶ビールを片手に駅まで向かっている光景をよく目にするようになりました。

ビールでも仕事の帰り道とかに生ビールを片手に“歩き呑み”文化も定着できるのではないでしょうか。

じっさいに、お酒類は家に持って帰るように包装されていたり、プラカップや紙コップに蓋をしなければテイクアウトができるみたいです。

気になるお店を知ることができる

IPA クラフトビール 呉ビール 海軍さんの麦酒


Walkeasyの良さのひとつは、呑みたいときにビールが呑めること。また、気軽に気になるお店に立ち寄れることです。

一杯だけ生ビールが呑みたい…!」というとき、初めて入るお店のハードルってわりかし高い。料理も頼まないといけないし、一杯だけ呑んですぐ出るのも気がひける。

でもWalkeasyは、飲食店さんでプラカップ、もしくは紙コップの生ビールを注いでもらい、駅や家まで歩き呑みしながら帰ることができる。お店には座らずぱぱっと頼んで帰ることができるので一人でも気兼ねなく楽しめます。

また、テイクアウトで利用するとお店や店員さんの雰囲気、料理の味もわかるので、コロナが収まったらさらに行きやすくなるっていうのが個人的な楽しみのひとつです。

初対面の人とWalkeasyは相性が良い


呑みたいと思ったときにひとりでふらっと立ち寄りWalkeasyをするのも良いですが、毎回ひとりではちょっと寂しい。ということで一度、SNSを通じて一緒にWalkeasyを楽しめる人を募集しました。

すると、まだ会ったことのない何名かの方から連絡をいただき、一緒にWalkeasyをしてみたんです。(現在も募集中です)

実際に初対面の方とWalkeasyをやってみた感想は、「気を使わなくていい」という発見です。今までなら、同性異性関係なく1対1で初めて呑みにいくとき、どれだけ気まずくても気を使ってその場に居続けていました。でもWalkeasyは帰り道なので、ゆっくり歩いても30分ほどぐらいしか一緒にいないんです。それなら口下手な人でも話すことができますし、気が合えばまた次回、と約束をすることもできます。

話してみたいけど話したことがない人に「帰り道に軽くWalkeasyする?」と誘ってみてはいかがでしょうか。

Walkeasyを行なっているお店は…

ここまでテイクアウトでWalkeasyをしようということを書いてきましたが、じつはまだ、テイクアウトで生ビールを提供しているお店がなかなかありません。もしかしたらテイクアウトも可能なお店は点在しているのかもしれませんが、店外ポスターやポップなども見かけたことがないんです。

ということで、啓蒙活動の一貫としてポスターをつくりました

このポスターを、A3サイズのPDFデータでやセブンイレブンでコピーできるように無料配布します。詳細は下記のnoteに載っていますので興味のある飲食店さんはご連絡をいただければと思います。もちろん、自分でコピーしていただいてもつくってもいいですし、ポスターを購入して使っていただいても良いです。■ポスターの詳細:https://note.com/taipondx/n/n6f9f412d8212

これからどんどん暖かくなり夏はひたすら暑くなります。生ビールが呑みたい…そう思ったときに店内では気軽に呑めなくなってしまいましたが、Walkeasyを通して、新しい飲食の楽しみ方が増えたらと願っています。

※実際に歩き飲みをされる際は、蜜にならない場所で十分に気をつけてビールを楽しんでいただくようお願いいたします。
ゴミはきちんと持ち帰りましょう。
※周囲に迷惑をかけないよう、ルールをわきまえてお楽しみください。


プロフィール

タイラー
発見を発信するグラフィックデザインを制作するSpeaker Labに在籍しながらファッションブランドAD NAMEを運営。

〇Speaker Lab:http://speaker-lab.com/
〇Twitter:https://twitter.com/taiponDx
〇AD NAME:https://stylabo.official.ec/

情報提供元:ビール女子
記事名:「コロナ禍で“生ビール”をどう楽しむ?歩き呑み文化「Walkeasy」のススメ