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【宝塚】月組トップ月城かなと本拠地に別れ「清く正しく美しく、そして朗らかに」


サヨナラショーを終え、会見を行った月城かなと(撮影・村上久美子)

宝塚歌劇団の月組トップ月城かなとが12日、相手娘役の海乃美月らとともにサヨナラ公演「ミュージカル・ロマン『Eternal Voice 消え残る想い』」「レビュー・アニバーサリー『Grande TAKARAZUKA 110!』」の兵庫・宝塚大劇場千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。

本編後のサヨナラショーは、「グレート・ギャツビー」から「朝日の昇る前に」ソロ歌唱で幕開け。青ラメスーツでゆっくり足を運び、左手をさっとポケットにつっこむしぐさも自然な流れ。ソロで3曲終えると、海乃とのコンビで本拠地お披露目となった「今夜、ロマンス劇場で」は、デュエットで披露した、

海乃のソロ、海乃が中心のナンバー、自身は男役を率いて歌うナンバーも複数あり、次期トップに就く鳳月杏と退団者5人による場面も設けられた。

退団会見で、月組の歴史を「つなぐ」思いで、5作退団を決めたと明かした月城らしく、組の仲間それぞれにスポットが当てられた構成となった。

最後の大階段は、黒えんびで下り、舞台センターで深々と頭を下げた。同期からの花束は、星組トップ礼真琴から受け取り、笑顔で言葉をかわした。

あいさつでは「幼い頃の私は恥ずかしがり屋でいつも、母の後ろに隠れているような子供でした。それでも何か、胸にわき上がる熱いものを表現したくて、人生で初めて(能動的に動き)宝塚を目指しました」。

自身の歩んできた道を振り返り「今堂々と舞台に立てるのは、紛れもなく、仲間、お客さま、みなさまのおかげです」と感謝。

続けて「皆様のそばで豊かにしていただいた心を精いっぱい使い、東京公演の最後の日まで、清く正しく美しく、そして朗らかに努めて参りたい」。

満面笑みで上階席までを見渡し、そして、感極まった表情で、笑みをふりまいた。

今公演では、110期初舞台生が出演しており、月城は「私たちは今日卒業しますが、初舞台生はこれから始まります。皆さま温かく見守ってください」。この日を終えると、組回り配属へ進む新入団生の紹介にも努めた。

また、同時退団する海乃は「命の限り続く道を進んだ先に何かがある。その何かが見たくて、走り続けた宝塚人生。待っていたのは、こんなにも温かくて、幸せにあふれる空間でした」とニッコリ。

「ただ歌うこと、踊ることが大好きで、宝塚の舞台に立ちたいという思いできました。壁にぶつかることも多々ありましたが、月組の仲間、尊敬するれいこさん(月城)、お客さまがいてくださったからこそ、こんなにも幸せな気持ちで舞台に立たせてもらっております。14年、ありがとうございました」とあいさつした。

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