日舞パフォーマーで歌手の花園直道（35）が18日、東京・明治座で初座長公演「花園城だよ！全員集合」をスタートさせた。芸能生活20周年記念公演で、大衆演劇のレジェンド松井誠、格闘家でタレントの角田信朗を始め、徳永ゆうき、藤井香愛、彩青、田中あいみら数多くの歌手や舞台仲間が出演した。
1部は江戸時代が舞台の歌謡劇。20周年を迎えた花園城に多くの人が祝福に駆けつける設定。「東京ブギウギ」「東京五輪音頭」「ラブユー東京」「六本木純情派」など、江戸（東京）にちなんだ歌を出演者が熱唱した。特別出演のデヴィ夫人はお姫さま役で歌と踊りを披露した。衣装はデヴィ夫人が自ら考案し、作ったという。最後は江戸バージョンの「TOKIO」を全員で大合唱した。
2部は歌と踊りのショーで、イルージョンのような早替わりで会場を驚かせた。松井、竜小太郎、門戸竜二、大川良太郎という大衆演劇のスターが豪華衣装で共演するシーンには喝采が起きた。
明治座での初座長公演は18日と、19日の2公演の計3公演が行われる。花園は「15歳で健康ランドで初舞台を踏み、ファンの方はもちろん、多くの方のおかげで夢舞台の明治座に駆け上がることができました。引っ込み思案で、MCで自分の名前を言うのに、10秒くらいかかっていましたが、人としても成長させていただきました」と感無量で話した。
9月6日は9年ぶりのアメリカ・ロサンゼルス公演「花園城 in LA～UTAGE～」も決まった。「ますます精進して、明治座に長期公演で戻って来られるように頑張りたいです」と誓っていた。【笹森文彦】
