今回お話を伺ったのは、未来ために役立つ医薬品・体外診断薬開発及び検査機器・医療機器開発に挑む企業 日本バイオテクノファーマ株式会社CEO・篠原直樹さん。

「医療従事者として、社会の為に少しでも多くの人を幸せにしたい。」という篠原氏。

目の前に大きな壁が立ちはだかるも、着実に夢を形にしていったその歩みについて語ってくれた。

製薬会社で勤める中で知った夢と現実

学業を終えアメリカのモンサントカンパニー医薬品事業部にてキャリアをスタート。そこで篠原さんは、自身では考えていなかったような医療従事者としての考えを学び、そのおかげで自らが医療に関わる人間として良い刺激となったと語っている。

しかしその一方、製薬業界に疑問を抱いていた篠原さん。薬を売ることがメインである製薬業界。その背景となる病院や患者はにどのくらいの値段で使われているのかをあまり考えてこなかったと、漠然と持っていた当時の疑問を教えてくれた。

その後、人の血液を原料とする医薬品を取り扱う会社にヘッドハンティング。そこで今まで多くの方が亡くなっていると想定される遺伝子血管性浮腫(HAE)と出会う。篠原さんはその時に「原因の分かっていないこの疾患を広めていかなければならないと思った」と語る。

日本の医療の為に役立ちたい、課題解決に貢献したいという想いが動かす

当時の専門医と、この疾患について遡及活動を始めた篠原さん。患者さんからは感謝されることもあり「製薬会社に入って良かった」と語る。医療人として患者のために出来ることがあると実感した出来事であったそう。

次なる目標は、抗体医薬品を安価で日本に広めることを決意。高い薬価の抗体医薬品を誰もが使えるよう、より安価で販売していける環境を作っていきたいという熱い想いを語った。しかし、製薬業界は資金や人材を多く必要とする為、リスクが大きかった。そんな篠原さんの背中を押したのは元々の知り合いであった科学者の先生。

その後、篠原さんは日本バイオテクノファーマ株式会社を設立。日本バイオテクノファーマ株式会社は抗体医薬品を取り扱う抗体の専門会社であり、現在は新型コロナウイルスに対する抗体検査キットも販売している。このキットは血液で検査するので、より確実にウイルス感染したかどうかわかる。篠原さんは今後、保険適用になるような環境作りや経済が回っていけるような状況作りがしたいと語る。

若者へのメッセージ

現在の医療問題を知っていくこと、そして共感したらぜひ起業してほしい。この課題を解決しようとする想いが、今後の経済を回していく。

そして人と人との出会いを大切にして欲しい。その人たちが色んなことを教えてくれる。そういう人たちを大事にすれば自分の進むべき道が見つかる。

情報提供元:マガジンサミット
記事名:「貢献するという軸は人との出会いによって作られた-日本バイオテクノファーマ株式会社・篠原直樹