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『チコちゃんに叱られる!』村上佳菜子、検証企画に猛ツッコミ「なめてます?」


 4月24日放送の『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合)で、フィギュアスケート選手の目が回らない理由が紹介され、反響を集めている。

 チコちゃんによると、その答えは「脳から目が回らない物質が出るから」。また、医師の石井正則氏によると、そもそも目が回る理由は、三半規管の有毛細胞の傾きが目が回る感じを起こさせているとのこと。回転し続けると有毛細胞が傾き、脳が「その動きについていくように」と指令を出すため、目が勝手に左右に揺れるという。また、長い間回転し続けて急に止まった場合、三半規管は慣性の法則で逆方向に傾いてしまい、「まだ回転している」と認識した脳が指令を出して目が揺れてしまうため、目が回ることが説明された。

 しかし、フィギュアスケート選手は練習を重ねることで脳が「GABA」という神経の伝達を抑える物質が出て「身体が回転している」という信号をブロックするため目が回らないとのこと。

 実際に番組では、ディレクターが回転し続ける練習を敢行。1週間後、回転後に平均台を渡れるかどうかの実験をしたが、すぐに平均台から落ちてしまうという結果に。再び石井医師に確認すると、実際にGABAが出るまでには2000回転〜3000回転しなければいけないとのこと。そこで、フィギュアスケーターの村上佳菜子(26)に検証に参加してもらい、同じ実験を行うと、今度は見事成功。まったく危なげなく平均台を歩いた村上は「スケーターなめてます?」とドヤ顔を見せていた。

 しかし、これまでは左回転で行っていた検証を、反対の右回転に切り替えてみると、今度は村上でも失敗という結果に。実はフィギュアスケーターは左回転がほとんどで、右回転は練習していないためにGABAが出ないとのこと。村上によると右回りのスピンをすると点数が上がるほどだといい、意外な検証結果に村上も「楽しい!」と声を上げていた。

 この日の放送に視聴者からは、「右は目が回るって知らなかった!」「フィギュアスケーターが目を回してる映像って貴重」「人体の科学すごいな」という声が集まっていた。

「実はこの検証自体は以前放送されていた番組『トリビアの泉』(フジテレビ系)で『フィギュアスケート選手が目を回す限界は○回転』として、フィギュアスケーターの安藤美姫(33)が挑戦。最終的には1000回転しても目を回さないという結果になりました。しかし、『トリビア』では右回転については検証せず。そのため、今回明らかになった結果により驚きの声が集まったようです」(芸能ライター)

 他番組ですでに紹介されている知識も多いことで不評を集めがちな『チコちゃん』だが、今回は視聴者の知識を一歩上回ったようだ。

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