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愛媛大らが新型コロナ患者への処置をVR教材化!感染症診療教育VRを共同開発


株式会社ジョリーグッドと愛媛大学は2021年10月6日(水)、感染症患者への処置を教材とした感染症診療や防護服の着脱などをVRで体験学習できる「感染症診療教育VR」を共同開発することを発表しました。

このシステムは、医学部生の実習授業での活用を目指しています。



愛媛大らが「感染症診療教育VR」を共同開発

今回発表された「感染症診療教育VR」は、様々なVR教育コンテンツを展開しているジョリーグッドと愛媛大学が共同開発する医療用VR教育コンテンツで、実際の感染症診療病棟を舞台に、COVID-19・いわゆる新型コロナを含めた感染症患者への処置を教材として、リアルな

・感染症診療

・防護服の着脱

などをVRで体験学習することができます。

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感染症対処に強い人材の育成へ

この取り組みは、文部科学省の令和2年度第三次補正予算事業「感染症医療人材養成事業」に愛媛大学が採択された事業の一環として行われるもので、医学科と看護学科が共同で実施する教育プロジェクトとなっており、文部科学省採択結果によると、医師や看護師・医学科生や看護学科生ら向けに実際の感染症診療病棟での実習ができるVR教材の開発は、国立大学としては日本初の取り組みになっています。

まだまだCOVID-19の感染拡大が収まらない中、医療現場では感染症に強い人材を育成することが急務とされており、また将来発生し得るCOVID-19以外の感染症に対しても迅速に対処できるような体制を作ることが課題となっています。

そのため愛媛大学では、2022年明け早々に医学科生や看護学科生らを対象とした実習授業に、今回共同開発された「感染症診療教育VR」を導入し、次世代の医療現場を担う人材育成を行なっていく予定をしています。

2つのプログラムを搭載

このコンテンツには

・プログラム1:医療現場での実例患者対処法

・プログラム2:感染管理に必要な基礎知識

の2つが搭載されています。

実例から対処法を学ぶ

プログラム1では愛媛大学の医療現場内に設置された高精度VRカメラで、搬送されてきたCOVID-19患者に対して実際に行った処置を撮影し、これをVRコンテンツ化していきます。

学習対象は医学科生・看護学科生・医師・看護師で、”医療現場内でのCOVID-19患者対処法”をテーマに、実例をもととして対処法やチーム連携を360度の術者目線で体験して学ぶことができます。

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感染管理に必要な基礎知識を体験

プログラム2では感染管理の基本となる防護服の正しい着脱方法を実演し、これをVRコンテンツ化していきます。

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またVR映像内では目に見えない病原微生物が可視化されており、医療現場での感染対策の重要性を体験者に理解させると共に、感染リスクを察知する能力を訓練することができます。

ここでも学習対象は医学科生・看護学科生・医師・看護師とされており、”防護服の正しい着脱法と感染リスク察知”をテーマに、COVID-19診療病棟内での感染リスク回避の基礎知識を体験しながら習得していきます。

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感染症に対する実践的な教育へ

現在の医学生や看護学生向けの感染症対策教育は座学教育で行われている一方、COVID-19の影響で感染症診療病棟内の診療現場に立ち入ることは難しく、全国的に実践実習ができていない現状にあります。

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また医学部生だけでなく、感染症病床以外の病棟に勤務する医師や看護師への感染症に関する実践的な教育も十分に実施できていないのもあり、今回のCOVID-19のような有事にも対応できる他病棟の医師や看護師がいることが感染拡大時の支援体制を構築することにも繋がるため、感染症診療教育が急務となっています。

「感染症診療教育VR」はこういった背景から開発が進められており、医学科生や看護学科生・感染症病床以外の病棟に勤務する若手医師や看護師にも感染症診療病棟での診療経験を直感的に体験させ、人材育成を図っていくための強力な支援ツールとしての役割が期待されています。

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まとめ

ジョリーグッドと愛媛大学が「感染症診療教育VR」を共同開発しています。

このコンテンツは感染症患者への処置を教材としており、リアルな感染症診療や防護服の着脱などをVRで体験学習することができます。

医療体制の強化が今の急務となっていますが、感染症対策に強い人材を育てることで、将来起きるであろう感染拡大に備えることができますね。

ソース:プレスリリース[@Press]








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