2021年1月5日、マイクロソフトとMojangは「Minecraft Earth」のサポートを2021年6月30日をもって終了することを明らかにしました。
「Minecraft Earth」はARを使って現実世界でMinecraftをプレイすることができるゲームとして2019年にリリースされた作品です。
パンデミックの影響大きく「Minecraft Earth」終了へ
「Minecraft Earth」には
・ビルド
・プレイ
・アドベンチャー
という3つのモードがあり、このうちゲームの軸を担うと期待されたのが現実世界に洞窟やお城などMinecraftのステージを登場させる「アドベンチャーモード」です。
現実世界を自由に移動しながら友達と共同プレイを楽しむことを念頭に製作されました。
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しかし、2020年からのパンデミックによって、この2つは両方とも実現することが難しい状況が続いています。
そのため、「アドベンチャーモード」はもちろん、他の2つの遊び方も含めたMinecraft Earth自体がが昨今の情勢の中で展開が期待できなくなりました。
その結果、
Minecraftコミュニティに価値を提供する他の領域にリソースを再割り当てし、2021年6月にMinecraftEarthのサポートを終了するという難しい決断を下しました。
6月30日からすべてのコンテンツとサービスのサポートが終了し、7月1日に「キャラクタークリエーターとMinecoinの資格に関係のないMinecraftEarthプレーヤーデータ」が削除される予定です。
終了前の最終アップデートも報告
また、MojangはMinecraft Earthの終了を予告するのと同時に
リアルマネー取引の削除
ゲーム内通貨のコストを大幅に削減
未リリースの全てのコンテンツを開放
クラフトと製錬に必要な時間を削減
といった最終アップデートを行うことを明らかにしています。
また、一度でも課金を行ったことがあるプレイヤーには、残高に応じてMinecraft Marketplaceで利用できるゲーム内通貨が付与されるとのことです。
まとめ
「Minecraft Earth」のサービス終了が発表されました。
新型コロナウィルスの感染拡大という予期できないことがきっかけとはいえ、提供開始から2年足らずでの終了は残念です。
とはいえ、2020年9月にはPSVRにも対応しているので、Minecraftが仮想世界から完全に離れるということはなさそうです。
また、Minecraftの 新しいレンダリングエンジンはOpenXRを使用していることから、OculusQuestなど主要VRデバイスへの対応も期待されています。
Minecraftの仮想空間への取り組みからはまだまだ目が離せません。
参考:Microsoft To End Support For Minecraft Earth In June[VR Focus]
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