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松屋フーズのOJTをVR化!デジタル・ナレッジが研修ソリューションを提供


eラーニング専門のソリューション企業である株式会社デジタル・ナレッジは2020年12月22日(火)、株式会社松屋フーズへのVRを活用した教育研修ソリューションの提供開始を発表しました。


松屋フーズのOJTがVR化

今回デジタル・ナレッジが提供開始したコンテンツは、飲食チェーンの松屋フーズの職場内研修(OJT)をVR化したVR教育研修ソリューションで、CGやVR制作において定評のある株式会社積木製作と共同開発されています。

調理から券売機操作、トラブル対応といった店舗業務の全般について再現されており、VR空間の店内で能動的に実践して体得することができます。

導入の背景

松屋フーズ社の新人アルバイトの入社時研修は従来、マニュアル等による知識教育とOJTの2本立てで実施されており、入社時研修の所要時間は約3時間程度となっていたため、その間はトレーナー役の店長や社員は他の仕事をすることができないという課題が上がっています。

こういった背景から松屋フーズ社は、昨年に接客トレーニング用VRを先行導入しました。

この接客トレーニング用VRは、eラーニングと組み合わせることでアルバイトスタッフの入社時教育をほぼ全面的にカバーし、トレーナー役の店長や社員の労働時間削減、研修時間の短縮、コストカットなどの大きな成果を上げています。

この成果を受けて、今回の新たなVRプログラムが提供される運びとなっています。

調理トレーニング用VR。OJTで教えていた内容がすべて網羅されている。

VRプログラムの内容

今回、提供開始されるプログラムでは

・調理

・券売機操作

・ピーク時の混雑対応

・トラブル対応

・セルフ店接客

についてトレーニングすることができます。

トレーニーと呼ばれる受講者はヘッドマウントディスプレイを装着。

CGで再現されたお手本を見ながら一連の動作をVR空間上に再現された店内でトレーニングすることができます。

これまでOJTで教えていた1つひとつの動きやポイントはナレーションに落とし込まれており、受講者は説明を聞きながら、VR空間の中で実際とまったく同じ動作を体感することができるため、しっかりと学べるようになっています。

VRプログラムの特徴

新たに開発されたVRプログラムの最大の特徴は「判定機能」です。

・調理手順や器具の使い方

・「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などの発声の大きさや速度

・目線

などの各項目が定められた基準に達しているか、自動でテスト判定します。

そのほか、受講者は混雑時の正しい対応をクイズ形式で学ぶなど、ゲーム感覚で楽しくトレーニングに取り組むうちに正しい動作を身につけることができるプログラムとなっています。

手順など正しい動作につながる重要なポイントを自動判定。クリアしないと前に進めない仕組み。

ピーク時対応VR。「このシーンでは何を優先する?」といった3~4択のクイズ形式で楽しく取り組める。




OJTのVR化により期待できる効果

VRプログラムの導入により、「eラーニングによる自己学習」+「VR研修」での入社時研修が実現します。

これにより、下記4点の効果が期待できます。

OJT教育の標準化

これまで各店舗で個別に実施されていたOJT教育が、VRプログラムの導入により、正しい内容を均一に多店舗展開する仕組みが構築されました。

均一なOJT教育、つまり、OJT教育の標準化が期待できます。

再現が難しい状況を疑似体験

券売機トラブルなど、意図的に起こすことができないために再現することが困難な状況も、VRプログラムなら、事前に疑似体験し正しい対応を学ぶことが可能となります。

事前にトラブルシューティングを体験したことが、リアルな現場でのスタッフの対応力・現場力の強化につながると同時に、新人スタッフが実際に店舗業務をスタートさせる際の緊張やプレッシャーを和らげる効果も期待されます。

能動的教育や繰り返し訓練を可能に

既存のOJT教育では、実際に注文が入ったときにしか教えることができなかった調理も、VRプログラムなら注文状況に関係なくいつでも能動的な教育が可能になります。

また、本VRプログラムは、ナレーションなしモードにすることで繰り返し訓練も可能となります。

外国人スタッフの教育を効率化

本VRプログラムは、日本語のほか、ベトナム語と中国語に対応しており、昨今増えている外国人スタッフがスムーズに店舗業務に入るための教育の効率化が期待できます。

まとめ

デジタル・ナレッジ社が提供開始するVRプログラムにより、松屋フーズ社の入社時研修が「eラーニングによる自己学習」+「VR研修」で実施されることになりました。

「言われたからやる」ではなく、「楽しいから能動的に取り組んでいたらいつの間にかできていた」へと店舗教育の概念を変化させ、人材育成を進化させたい、という同社の考えから実現しており、VRプログラムによる実践トレーニングの実現に留まらず、能動的に学び働ける仕組みをVRを活用し実現することが目指されています。

様々なメニューの調理を何回も練習できるだけでなく、多言語に対応し、外国人スタッフにもきめ細やかな研修が実施できるというメリットを駆使した社員研修は、働くスタッフだけでなく、来店客にも店舗利用に対する安心感を提供できるシステムになりそうですね。

ソース:プレスリリース[PR Times]








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