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認知行動療法VRが在宅医療分野「Home Healthcare Award」を受賞!


株式会社ジョリーグッドは、同社が開発した精神疾患向け認知行動療法VRが、帝人ファーマ株式会社と株式会社アドライトが共同運営する、在宅医療分野の公募型事業共創プログラムにて、「Home Healthcare Award」を受賞したことを発表しました。


認知行動療法VRについて

要望があっても実施が困難な認知行動療法

うつ病などの精神疾患病には、主に薬物治療などが行われますが、薬物治療では心の問題を解決することにはなりません。

認知行動療法は、視野を広げてネガティブな考えに囚われないようにしたり、日々の暮らし方を具体的に変えていったりするような取り組みを進めていく心理療法として注目されています。

信州大学学術研究院教育学系の高橋史氏らが報告している「日本の精神科診療所における認知行動療法の提供体制に関する実態調査」にて行われた精神科診療所に対する調査では、患者が認知行動療法を希望した施設66%の内、実施なしと答えた36.4%(要望ありの約半数以上の55.2%)が実施できていないと報告されています。

また、実施ができない理由として最も多かったのは、

「認知行動療法をする時間がない」で、38.8%となっており、その他にも「実施できるスタッフがいない」「学ぶチャンスが少ない」などの回答が多く、患者が希望していても実施が困難な現状であることがわかります。

▲出典:日本の精神科診療所における認知行動療法の提供体制に関する実態調査

うつ病患者向け認知行動療法VRについて

認知行動療法VRは、従来の認知行動療法の構造をベースに、セラピーの中で行う考え方や場面の説明をVR化したものです。

従来からの対話をしながら自分の行動を客観的に学習(認知)させ、行動変容を促す方法では、場面イメージの齟齬や、セラピストのスキルへの依存などの課題がありました。

VRでは、様々な出来事や状況を当事者体験することで、場面イメージの齟齬を無くし、短時間で平準化されたセラピーの提供を実現することができます。

ジョリーグッド社では、AIによる機械学習を重ねることで精度を向上させ、VRによるうつ病評価とその疾患レベルに対する「VRコンテンツの調合」を自動化することを目指しています。

さらにジョリーグッド社は、新型コロナウイルスや、様々な理由で通院が難しい患者に対し、クラウドで医師の治療計画や診断を管理できるシステムも開発しています。

通院しなくても処方可能なデジタル治療の実現を目指しています。



医療分野におけるジョリーグッド社の取り組み

ジョリーグッド社は、高精度な『プロフェッショナルVRソリューション』と、VR空間のユーザー行動を解析するAI エンジンなどを開発しており、医療教育、障害者支援など、成長を加速し生きがいを支援するVR・AIサービス等を開発、提供しています。

詳細:公式サイト

まとめ

株式会社ジョリーグッドの開発した精神疾患向け認知行動療法VR「在宅医療QOLコラボレーション:帝人ファーマ×アドライト アクセラレータープログラム」が「Home Healthcare Award」を受賞しました。

精神疾患や様々な要因により、自宅を出ることができない患者でも、必要なセラピーを受けることができることは、心の病を克服する上で、とても心強いサポートになると思います。

苦しんでいる人に適切なサポートが出来るシステムが拡充し、みんなが生きやすい社会になっていくとよいですね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]








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