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Android開発のメリットを解説!Kotlinとは【初心者向け】


Androidアプリ開発で利用できるKotlinという言語について解説します。


Androidアプリ開発でこれまで使われていた言語は基本的にJavaのみでしたが、KotlinはJavaと比較してどんなメリットがあるのか説明しています。


これからKotlinを学ぼうと考えている方はぜひチェックしておきましょう。


 


本記事はTechAcademyのAndroidアプリ開発オンラインブートキャンプの内容をもとに解説しています。


 



田島悠介


今回は、Androidアプリ開発に関する内容だね!





大石ゆかり


どういう内容でしょうか?





田島悠介


Kotlinについて詳しく説明していくね!





大石ゆかり


お願いします!




 


目次



 


Kotlinとは



Kotlin(コトリン)とは、JetBrains(ジェットブレインズ)社で開発された、オブジェクト指向プログラミング言語です。2010年に開発が始まり、最初の公式1.0は2016年2月にリリースされました。開発の早い段階、2012年にオープンソース化され、誰でも無償で使用することができます。


Kotlinのターニングポイントといえば、なんと言っても2017年の Google I/O でしょう。


ここでKotlinは、正式なAndroidアプリの開発言語として選定されることが発表され、一躍脚光を浴びることになりました。JetBrains社はAndroidアプリの開発環境であるAndroid Studioのベースとなる、IntelliJ IDEA(インテリジェイ アイデア)の開発元でもあります。このこともあり、KotlinのAndroid Studioのサポートも順調に進み、バージョン3.0以降では標準でサポートされるようになりました。


 


Kotlinの特徴


KotlinはJava言語と100%の互換性を保ちつつ、より簡潔にソースコードを書けるよう、現代的な言語仕様が多く取り入れられています。


Java言語との100%互換性


Kotlinのソースコードから簡単にJavaのソースコードを呼ぶことができます(もちろん、その逆も可能です)。これにより既存のJavaのソースコードを活かした開発が可能となっています。


Androud Studioには、JavaのソースコードをKotlinに変換するツールも用意されています。


 


現代的な言語仕様


高次関数、拡張機能、ラムダ式など、現代的な言語仕様を多く取り入れています。公式サイトによると、Javaに比べ40%のコード行数が削減されるということです。またJavaと比較したKotlinの言語仕様として特筆すべきは Null Safety でしょう。


これは null を許可する型と許可しない型を厳密に区別することで、 NullPointerExceptionの発生を抑制する仕組みです。この他、Kotlinにはコードをより簡潔に表現力豊かに書ける仕組みが多く取り入れています。


 


Kotlinを学ぶメリット・デメリット


Kotlinを学ぶメリットですが、Kotlinは、Androidアプリの開発言語として選定されていることから、システム開発の現場でも一定の需要があります。またJava言語と比較して習得者が未だ少ないことから、技術者として市場優位性を確保できます。


デメリットとしては、現時点ではJavaなどのメジャーな言語と比較すると仕事(開発案件)が少ないという点です。これについてはKotlinの普及が進むにつれ解消されることが期待できます。


なお、Kotlinの学習や開発の難易度はそれほど難しくはありません。最近のモダンと言われるプログラミング言語は概ね言語仕様や機能が似てきており、Kotlinもその1つで、書きやすい文法であるよう、工夫されています。


 


Java言語経験者がKotlinを使うメリット


Java言語経験者であれば、さらに低い学習コストでKotlinを習得できます。また上記でも少し触れましたが、KotlinにはJavaと比較して多くの機能が追加、改善されています。Java言語と100%の互換性があるため、プロジェクトで部分的に使用してみることも可能です。ぜひ、その魅力を体験してみると良いでしょう。



  • Null Safety (NullPointerExceptionを抑制)

  • Smart cast (キャストを安全に行なう仕組み)

  • 文字列テンプレート (文字列フォーマットを便利に行なう仕組み)

  • 1次コンストラクタ (クラスのコード量を少なくする仕組み)

  • データクラス(クラスのコード量を少なくする仕組み)


その他、詳しくは公式サイトを参考にしてください。


https://kotlinlang.org/docs/reference/comparison-to-java.html


 


Kotlinの開発環境の構築


Kotlinの開発環境として最も普及しているのが、Androidアプリの開発環境である Android Studio です。標準でKotlinをサポートしており、WindowsやMacなど、各プラットフォーム用が用意されています。


https://developer.android.com/studio/?hl=ja


 


また、簡単にKotlin言語を試す場合、公式サイトの TRY ONLINE を使うと便利でしょう。開発環境を構築することなく、Kotlinのコードを実行することが可能です。


https://play.kotlinlang.org/


 


Kotlinの開発実例



KotlinはAndroidアプリを始めとして、多くの開発事例があります。ここでは開発事例のリンク先をいくつか紹介します。


Kotlin公式サイト


PinterestやEvernote、Uberでの採用事例が紹介されています。


https://kotlinlang.org/


 


サイバーエージェント


Androidアプリだけでなく、サーバーサイドでも導入を進めているようです。


https://developers.cyberagent.co.jp/blog/archives/10758/


 


Yahoo!


Yahoo!ニュースをはじめ、積極的にKotlinを採用しています。


https://www.slideshare.net/techblogyahoo/kotlin-kotlinfest


 








この記事を監修してくれた方


太田和樹(おおたかずき)

ITベンチャー企業のPM兼エンジニア


普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。


開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握(実証実験)、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント


地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。


 



大石ゆかり


内容分かりやすくて良かったです!





田島悠介


ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!





大石ゆかり


分かりました。ありがとうございます!




 


TechAcademyでは、初心者でも最短4週間でオリジナルアプリが作れるAndroidアプリ開発講座(オンラインブートキャンプ)を開催しています。


現役エンジニアがパーソナルメンターとして受講生に1人ずつつき、マンツーマンのメンタリングで学習をサポートし、最短4週間でオリジナルアプリを開発することが可能です。


また、現役エンジニアから学べる無料のプログラミング体験会も実施しているので、ぜひ参加してみてください。


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