有名ネットオークションサイトでは、コンデジタイプの赤外線改造カメラが数多く出回っています。格安の古いマイナーメーカー製は気密性が低く改造が容易ですが、多機能の大手メーカー製は設計にムダがないため自分でやるのは大変。改造済みを入手した方が手っ取り早いかもしれません。オークション入手の赤外線カメラを使ってみました。

赤外線仕様の改造デジカメで透け検証

可視光線よりも波長が長い赤外線を認識できれば、人の目では見えないものを捕捉できます。その特性を活かし、犯罪捜査や考古学などの分野でも赤外線カメラは活用されているのです。

例えば、長い間野ざらしになっていた古文書の解読。肉眼では表面に堆積した泥やほこりで書かれている文字を確認できませんが、赤外線カメラを通せば堆積層を通過してわずかに残る文字を炙り出せるのです。

ということで実際に、雑誌を布で覆って中の文字が透けるか検証してみます。用いるのは、ネットオークションで入手した赤外線仕様に改造されたデジカメ。“大気中のチリを透過させる”天体撮影の名目の元、改造カメラはフツーに取引されています。

赤外線カメラで最も鮮明に透けた色

今回は布の色で赤外線カメラの画像に違いが出るのかを確かめるため「白・黒・赤」のT布を用意。雑誌の表紙の上に被せて、赤外線カメラでどれくらい透けるかを検証します。当然、この状態では表紙の文字を確認できません。

室内での実験のため、赤外線ライト(100均のライトを改造)を照射しました。消灯状態に見えますが、赤外線カメラを通すと、点灯していることがよくわかります。

白色の布を赤外線ライトで照らすと、「ラジオライフ」とハッキリ浮かび上がりました。黒色の布は、白と比べるとややボケて見えますが、文字は読める状態です。そして、3色の中で最も鮮明に透けたのは赤い布でした。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「赤外線カメラはどれくらい透けて見えるものか?