ETCカードといえば高速道路の料金支払いに利用するもので、ショッピングとは無縁の存在でした。しかし、4月29日から本格スタートした新サービス「ETCX」は、ETCを使いショッピングや駐車場などが利用できるものです。いまのところ、ETCXに対応するお店は1か所のみですが、その仕組みはいったいどのようになっているのでしょうか。

ETCXはクレジットカードを別に登録

ETCソリューションズは、2021年4月29日よりETCを利用してショッピングなどが行えるサービス「ETCX」を開始しました。ETCXは、ETCカードとETC車載器を利用してさまざまな決済を行うシステムで、ETCXの利用にはETCカードを発行するだけでなく、ETCX自体への会員登録が必要です。

また、ETCXでの決済にはETCカードが必要なものの、実際の料金支払いは高速道路のETC決済とは別。ETCX会員登録時には、ETCカードの決済用に使用するものと同一のクレジットカードを、別途登録する必要があります。なお、ETCコーポレートカードについては、現在利用可能となる方向で調整中です。

2021年5月現在、ETCXに登録可能なクレジットカードはイオン銀行・クレディセゾン・トヨタファイナンス・三井住友トラストクラブ・ユーシーカードがそれぞれ発行するものとなっています。また、これら5社以外の発行カードについても、近日中に追加予定とのことです。

ETCXはSA内のドライブスルーで利用

ETCXには「ネットワーク型ETC技術」と呼ばれる、遠隔地のサーバーで認証を行う仕組みが導入されています。このため、ETCXは通常のETCゲートとは異なり一旦停止が必要なものの、ETCゲートのように設置場所に大掛かりな設備が必要なくなり、低コストで導入が可能です。

じつは、ETCを高速料金以外に利用する試みとしては、大阪・岡山の駐車場にETC決済が利用できる場所があり、かつては神戸~高松間で運行するジャンボフェリーの「IBS」という決済システムでもETC車載器が利用されていました。しかし、本格的にショッピングにETCを利用できるサービスはETCXが初となります。

2021年4月29日からETCXによる決済がスタートしたのは、新名神高速道路の鈴鹿SA(上り)内にあるドライブスルー「ピットストップ鈴鹿」で、5月30日までの土日限定で10~17時に営業予定です。なお、期間中ETCX決済を利用した場合、代金が1割引となるキャンペーンも実施されます。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ETCカードが高速料金以外に使えるサービス開始