スマホにインストールして交通系ICカードとして使う、JR東日本の「モバイルSuica」は、カード式Suicaとくらべて発行枚数が9分の1程度と、いまだ普及が進んでいない状況です。しかし、モバイルSuicaはカード式Suicaと比べておトク度が高いことは意外に知られていません。しかも、JR東日本を乗らなくてもメリットがあるのでした。

モバイルSuicaのチャージ還元率1.5%

JR東日本が発行するスマホ内蔵Suicaは、Suica専用アプリを利用するものと、Apple PayやGoogle Pay、Mizuho SuicaといったSuica専用アプリなしで利用するタイプに分けられます。このうち、よりおトク度が高いのがSuica専用アプリをインストールし、ビューカードと組みあわせて活用する方法です。

というのも、ビューカードを利用してモバイルSuicaにチャージする場合、JR東日本のポイントプログラム「JRE POINT」が1000円につき15ポイント貯まるからです。JRE POINTは、1ポイント=1円でSuicaへチャージして使えるため還元率は1.5%となり、クレジットカードとしては高い還元率の部類に入ります。

さらに、カード式Suicaの場合はSuica・PASMO対象エリアの券売機でしかチャージが行えませんが、モバイルSuicaであれば携帯電話がつながる場所であれば全国どこでもチャージ可能。九州や四国などJR東日本路線から遠く離れた場所であっても、ビューカードからモバイルSuicaへチャージを行い、交通系ICカード対応のコンビニやレストラン、ガソリンスタンドなどで利用可能です。

鉄道利用はモバイルSuicaを使わない

JR東日本のポイントを貯めても、JR東日本路線を利用しないとポイントの使い道がないのでは…と考える人もいるかもしれません。しかし、モバイルSuicaに関してはその心配も無用です。貯まったJRE POINTは、WebサイトやスマホのSuicaアプリを利用して、全国どこからでもSuicaチャージに充てることができるからです。

とはいえ、モバイルSuicaで鉄道・バスに乗車する場合は、SuicaエリアでないとJRE POINTは貯まらず、定期券も利用できません。そのため、JR東日本路線から離れた場所でモバイルSuicaを活用する場合、鉄道・バスへの乗車ではSuicaを利用しない方が有利になるケースが多くなります。

例えばJR西日本のICOCAエリアには、乗車区間・時間帯により最大50%分ICOCAポイント還元が受けられる「時間帯指定ポイント」というサービスがありますが、モバイルSuicaは対象外。このため、JR西日本路線に乗る際はICOCAを利用した方が断然おトクといえます。

なお、モバイルSuicaへのチャージで1.5%還元となるビューカードは、JR東日本系列の株式会社ビューカード発行分のみで、その他各社との提携カードは対象外です。例えば、ANA VISA Suicaの場合、モバイルSuicaチャージ分へのVポイントによる還元率は0.5%となるので注意が必要です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「JRに乗らずとも「モバイルSuica」持つべき理由