探偵調査で最も重要な仕事といえるのが「証拠撮り」。浮気調査であれば、ターゲットが浮気相手と密会しているところをしっかりと記録することは、調査活動の中で何より重要なミッションといえるでしょう。そして、それらの撮影手法はカメラや通信環境の発達によってここ数年で大きく変化しているのです。詳しく見ていきましょう。

Zoomを使った浮気現場の配信が好評

探偵調査の最前線で活躍するプライム探偵事務所・村瀬氏にプロの現場における証拠撮りの手法について話を聞きました。

コロナ禍で浮気調査自体は減少したものの、その手法は「張り込み→尾行→証拠撮り→報告書の作成」といった従来の手法から大きく進化しています。特に最近の増えているのが、リモート会議ソフト「Zoom」を使った浮気現場のリアルタイム配信だとか。

Zoomを使った浮気現場配信とは、事前にミーティグルームのURLを依頼者に送り、ターゲットの尾行を依頼者本人に視聴してもらうというものです。依頼者はスマホやPCなどの通信環境さえあれば、URLをクリックするだけで配信が見られるという手軽さがポイントです。

それに加え、これまでの報告書では分からないターゲットのリアルな様子を自分の目で確かめられることから、こうした依頼が増えています。スマホを胸ポケットに忍ばせて、密会の様子を撮影。その様子をそのまま依頼者に確認してもらうことで、よりリアルな浮気現場を見られると、好評なのだといいます。

Zoomで浮気現場配信は面取りも簡単

Zoomを使った浮気現場配信は、依頼者が浮気現場をリアルタイムで確認できるほかに、探偵側にもメリットがあります。コロナ禍でマスク着用が当たり前の昨今、従来の写真による面取り(顔の確認)が難しくなりました。

一方、Zoomによるリアルタイム配信であれば、面取りに依頼者本人の協力が得られるというわけ。「マスク姿のターゲットも奥さんなら一発で本人と分かるので、我々が写真で確認するよりも効率的で確実。自分の旦那さんですから、後ろ姿でも分かります」とのことです。

ただ、中には配信を見ている最中に興奮してしまう依頼者もいるようで、「旦那さんの浮気現場を目の当たりにした依頼者が大きなショックを受けて大声を上げたり、取り乱すというパターンも少なくありません…。ただ、こちらは目の前のターゲットにバレるわけにはいかないので冷静に対応するよう心がけています」とのこと。

また、場所によっては電波が入らなかったり、途切れたりすることもあるため、同時に通常のビデオカメラでも証拠映像を残します。映像の配信環境が整ってきたことで実現した新たな調査手法といえますが、同時に昔ながらのビデオ撮影も欠かせません。さまざまなツールを柔軟に使い分けることが、探偵の証拠撮りを成功させる秘訣といえそうです。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「探偵の証拠撮り新手法「Zoom浮気現場配信」とは