この3月からJR東日本が始めた「リピートポイントサービス」は、これまで紙で発行されていた回数券のSuica版といえるものです。リピートポイントサービスでは、利用回数が10回以上になると自動的にポイント還元されるため、回数券のように事前購入も不要で便利なだけでなく、ポイント還元率も回数券以上にお得になる仕組みなのです。

月10回からリピートポイントサービス

JR東日本が2021年3月1日から開始した「リピートポイントサービス」は、JRE POINTに登録したSuicaで同じ運賃区間を繰り返し乗車した場合、月10回を超えるとJRE POINTでの還元が受けられるというものです。リピートポイントサービス対象エリアはSuicaが利用可能なJR東日本の在来線全区間で、特別な手続きは不要です。

リピートポイントサービスで還元されるポイントは、月10回目が運賃と同額、11回目以降からは運賃の10%です。例えば、168円区間を月10回乗車した時点で168ポイントを受け取れ、11回目以降は1回ごとに16ポイント還元(小数点以下切り捨て)となります。ポイントの還元は週ごとにまとめ、利用翌週に行われます。

リピートポイントサービスは、その仕組みからこれまで紙で発行されていた回数券のSuica版、という位置づけのものといえます。そこで、次に回数券とリピートポイントサービスがどう違っているのかを見ていきましょう。

JR東日本の回数券は、10回分の運賃で11回分使える回数券が購入できる仕組みです。そこで、Suica利用で運賃が168円となる区間の回数券を購入したケースを考えると、紙の乗車券の運賃は170円となり、回数券の料金は1700円です。また、回数券利用にはJRE POINTの還元はありません。

リピートポイントサービスの還元率

一方、リピートポイントサービスで168円区間へ11回乗車すると、1848円を支払い184ポイント還元されます。JRE POINTの場合、貯まったポイントを1ポイント=1円でSuicaへチャージして利用できることから「ポイント還元=キャッシュバック」と考えられるため、実質的な料金は1664円です。

さらに、従来JR東日本路線で行われてきたSuica向けの乗車ポイントも、リピートポイントサービスとは別に貯まります。モバイルSuicaなどスマホ内蔵タイプのSuicaは還元率が2%で、さきほどの168円区間の例であれば1回3ポイント貯まるため、これを考慮した料金は1631円で、回数券より約4%おトクになるのです。

また、回数券では発着駅が限定されるのに対し、リピートポイントサービスは同一運賃で回数をカウントします。例えば、上野駅~赤羽駅を5回、東京駅~品川駅を5回といった乗車でも、同じ168円区間のためリピートポイントサービスで168ポイント還元が受けられるのです。

とはいえ、回数券にも「有効期限が3ヶ月と長い」というメリットがあります。回数券は3ヶ月間に11回分を使い切ればよいのに対し、リピートポイントサービスは毎月利用回数がリセットされる仕組みです。そのため、JR東日本へ乗車する回数も少なく、利用区間も毎回同じという人は回数券を選んだ方がお得といえます。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「Suicaリピートポイントは回数券よりお得で便利