ETC限定の高速料金割引には、走るクルマの種類が限定されているものも数多くあります。例えば、ETC休日割引は乗用車のドライブであれば受けられる一方で、バスや大型トラックはETC休日割引になりません。そして、ETC割引が受けられるかどうかを決めているのが、高速料金の計算用としても使われている「車種区分」なのです。

ETC休日割引は一部の車種区分が対象

高速道路の通行料金は、距離などの走行区間だけでなく、利用する自動車の種類によっても異なり、この区別を定めているのが「車種区分」です。この車種区分は、道路交通法や道路運送車両法などの法律を参照しつつも、あくまでも高速道路の通行料金計算用に使われているものとなっています。

ETC割引の適用についても車種区分が重要。ETC深夜割引には車種区分の制限がありませんが、ETC休日割引とETC平日朝夕割引は軽自動車と自動二輪車・そして乗用車と小型トラック限定です。逆に、首都高速・阪神高速で行われている「ロードプライシング割引」はこれらの車種が対象外です。

車種区分は、福岡・北九州高速のように独自区分の路線もありますが、多くの高速道路ではNEXCO3社が採用する「軽自動車等」「普通車」「中型車」「大型車」「特大車」の5区分を採用。「軽自動車等」に「等」がついているのは、軽自動車に加え自動二輪車が含まれているためです。

車種区分で普通車のナンバープレート

普通車に該当するのは、小型自動車・普通乗用自動車となっています。ナンバープレートに直すと、3・4・5・6・7ナンバーが普通車です。ここまでの2区分は、二輪車か四輪車、あるいはナンバープレートから判別できますが、中型車以上の3区分については条件がやや複雑です。

まず、1ナンバーのトラックについては、3車軸以下・最大積載量5t未満・車両総重量8t未満のすべてを満たすと中型車に。それ以外の1ナンバーのトラックは、特別な許可なしで走行可能な単体車両のサイズを定めた「車両制限令限度」内に収まっていれば大型車、車両制限令限度を超える車両は特大車です。

バスの場合、乗車定員が11~29人で車両総重量8t未満のマイクロバスは中型車ですが、同じ乗車定員が11~29人でも車両総重量が8t以上になると大型車となります。乗車定員が30人以上の大型バスについては路線バスかそれ以外かで車種区分が変わり、路線バスは大型車ですが、それ以外の観光バスなどは特大車です。

キャンピングカーの車種区分は複雑

高速道路には60km/hという最低速度制限があるため、自走式クレーン車などの大型特殊自動車が走行することは少ないですが、車種自体は設定されていて特大車扱いとなります。そして、車種区分の判定がさらに複雑となるのが、キャンピングカーなどを牽引するケースです。

トレーラー式のキャンピングカーを軽自動車や普通車で牽引する場合、キャンピングカーが1軸であれば普通車ですが、2軸以上の大型キャンピングカーは中型車となります。なお、中型車扱いになるキャンピングカーを牽引できる普通車の場合も、キャンピングカーを連結しない状態の走行は普通車です。

一方、大型トレーラーの場合、長さ12m以上またはトレーラー全体の総重量が25t以上になると特大車です。そして、大型トレーラーが荷物を運ばず牽引部分の「トラクタ」だけで高速道路を走行する場合、2軸トラクタは中型車、3軸以上のトラクタは大型車となります。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ETC割引で注意したい高速道路「車種区分」とは