首都圏をはじめとする緊急事態宣言対象の都府県では、県をまたぐ不要不急の移動は自粛を求められています。とはいえ、やむを得ず長距離を移動する必要があり、新幹線を利用するという人も少なくないでしょう。その際、距離によっては目的地よりわずかに先までキップを買うことで、JRへ支払う料金を節約できることもあるのです。

601km以上の区間には往復割引が存在

JR各社の運賃は、乗車区間が長距離になるほど安くなるシステムを採用。JR東日本・東海・西日本の幹線区間では、301~600kmの部分は0~300kmの約79%、601km以上ではさらに安く約44%です。そして、601km以上で往復乗車券を利用する際は「往復割引」の適用で、運賃が1割引となります。

例えば、距離(運賃計算キロ)が626.7kmとなる新大阪駅~福岡駅の場合、片道運賃は9790円。一方、往復乗車券は1万7620円となり、片道運賃2回分と比べると1960円割安です。なお、東海道・山陽新幹線の特急券については往復の設定がないため、片道ずつ購入することになります。

往復割引の制度があるため、601kmにわずかに届かない区間であれば、601kmを超える往復乗車券を購入した方がお得になるケースが出てきます。例えば、新神戸駅~博多駅は589.8kmでわずかに601kmに届かず往復運賃は1万8920円。新大阪駅~博多駅の往復乗車券の方が1300円割安です。

スマートEXも往復割引で割安になる

往復乗車券の利用で注意したいのが有効期限。片道乗車券の2倍となります。先ほどの新大阪駅~博多駅のケースでは、片道乗車券の有効期限が5日間のため、往復乗車券の有効期限は10日間。このため、出張期間が2週間になる場合は往復乗車券の復路が無効になってしまうのです。

また、交通系ICカードで東海道・山陽新幹線へ乗車する「スマートEX」にも601kmを超える区間については往復割引が存在。このため、新神戸駅~博多駅をのぞみ普通車利用(通常期)で往復すると3万140円なのに対し、新大阪駅~博多駅では2万8840円と乗車券利用と同じく1300円割安です。

さらに、スマートEXの場合は有効期限の取り扱いが異なり、予約列車の乗車前であれば、最初の予約日から3か月後まで予約変更を回数無制限で行えます。例えば、2月28日に予約する場合であれば、復路のみ予約変更を繰り返すことで最長5月27日まで有効期限を引き延ばすことが可能。紙の乗車券より利便性が高いといえるでしょう。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「JRの往復割引で遠くまでキップを買って得をする