最短15分からクルマを借りられる「カーシェア」は、都心部を中心に昼間のチョイ乗り用として活用する人が増えています。一方で、夜間や早朝には利用する人が減るため、各社とも夜間限定で格安になるプランを設定。利用促進を狙っています。こうした夜間プランを活用するときの注意点を見ていきましょう。

カーシェア夜間プランには距離料金

カーシェア大手の3社は、サービス名は異なるものの夜間プランを用意しています。一番安い車種を選んだ場合の基本料金は、タイムズカーシェアの「ナイトパック」が18時~翌9時で2640円、カレコの「夜間プラン」は18時~翌9時で2700円、オリックスカーシェアの「夜間パック」は20時~翌9時で2600円です。

カーシェア各社が基本料金の安い夜間プランを用意する理由は、もともと夜間の利用が少ないため。より積極的に使ってほしいという狙いがあります。なお、タイムズカーシェアとカレコの場合、昼間6時間以内であれば距離料金が発生しないのに対し、夜間プランでは走行距離に応じた料金が加算されます。

距離料金があるため、カーシェアの夜間プランは道路が混雑しない深夜を狙って長距離ドライブ…といった利用には向いていません。深夜に首都高速を延々と周回し続ける「ローリング族」と呼ばれるドライバーがいますが、こうした楽しみ方をカーシェアで行うとやはり高額な距離料金を取られてしまいます。

カーシェアの夜間プランがお得になるのは、深夜・早朝に自動車が必要なものの、走行距離はそれほど延びないというパターン。具体的には、夜遅くまで都心に用事があり、翌朝も再び都心に戻るといったケースです。

カーシェア夜間プランは駐車場を確保

首都圏であれば、電車自体は23時台まで動いている路線が多いものの、駅からのバスはそこまで遅くは動いていません。そこで、駅から離れた場所に住む人はタクシー利用ということになりますが、深夜のタクシー料金は割り増しとなるため、2~3千円かかるという人も珍しくないでしょう。

さらに遅くなり、終電を逃して都心からタクシーで帰宅するとなれば、タクシー料金はさらにアップします。東京駅~関内駅のタクシー料金は、22時~5時の深夜料金は1万円を軽くオーバー。首都高速を利用すればその通行料金も必要です。

一方、タイムズカーシェアで同じ区間を一般道で往復すると、基本料金2640円に距離料金1000円程度で、合計4000円以下に抑えることができます。ただし、夜間駐車できる場所を確保すること、翌朝9時までに元の場所へカーシェアを返却しないと追加料金がかかるといった点に注意が必要です。

さらに、会社員が通勤に利用する場合は、就業規則などでカーシェア利用を認めているかといった点も確認が必要です。もしそうした規定がない会社であれば、カーシェアの利用は業務時間外のプライベートでの移動という扱いとなり、自己責任で利用することになります。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「お得に見えるカーシェア「夜間プラン」落とし穴