あおり運転の積極的な摘発など重点的な取り締まり対象についての話題は目にしますが、実際のところ警察の取り締まりではどんな交通違反が多いのでしょう。そんな交通違反の取り締まり状況がわかるのが『警察白書』です。最新の2020年版の警察白書で交通違反の取り締まり件数について調べてみました。

交通違反の取り締まり件数は減少した

警察による交通違反の取り締まり件数は、2019年は574万5596件でした。4年前にあたる2015年の708万2675件から交通違反の件数自体は毎年、減少しています。そんな中でも、取り締まり件数の多い交通違反を見ていきしょう。

交通違反の取り締まり件数で第5位は「通行禁止」で67万3095件です。通行禁止の標識はあまり見かけることはありませんが、この数字は「進入禁止」も含まれたもの。一方通行の出口側から間違って入るとこの違反になるため、進入禁止の標識がないかの確認は怠ってはいけません。

交通違反の取り締まり件数第4位は「携帯電話等」の71万6820件です。いわゆる運転中の「ながらスマホ」になります。2019年12月に道路交通法が改正され、それまで違反の点数が1点または2点だったところが3点または6点となり、一発で免許停止になる可能性があるので要注意です。

年で増減のある交通違反が一時不停止

交通違反の取り締まり件数第3位は「駐停車違反」の112万9788件です。駐停車違反の件数は、放置違反金納付命令件数を含んだ数字になります。交通違反の取り締まりとしては20万6778件と報告されているので、その差分である約90万件が放置違反金納付命令の件数と考えてよいでしょう。

交通違反の取り締まり件数第2位は「最高速度」で113万7255件。いわゆるスピード違反です。スピード違反は、2017年は取り締まり件数ナンバーワンでしたが、ここ2年は第2位に留まっています。

そして、スピード違反に代わって交通違反の取り締まり件数第1位となっているのが「一時不停止」の132万8154件。いわゆる一時停止違反になります。2014年の一時停止違反は123万1190件ですから、年によって増減はあるものの基本的には増加傾向にある交通違反です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「警察の取り締まり件数が多い交通違反トップ3は?