現代の「万能チューナー」「魔法のチューナー」ともいうべき、中華製の「Android TV Box」。ネット経由で世界中のテレビ放送、海賊版VODサービスにてアニメやドラマなどが見放題になってしまうタダ見装置として一部の裏モノ愛好家の間で知られています。その危険な魅力と実態について、あらためて見ていきましょう。

Android TV Boxの裏アプリは3種類

AndroidOSを搭載したメディアプレーヤーは、Google Playから自由にアプリを追加・更新して、HDMI接続したテレビで、各種コンテンツを楽しむためのツールです。例えば「TVer」「AbemaTV」などのアプリを導入することで、大画面のテレビで各種動画サービスを楽しめるようになります。

そういった表製品がある一方、一部の中華製品の中にはあらかじめ裏アプリを用意する「Android TV Box」が存在しているのはご存知の通りです。

Android TV Boxの裏アプリとは主に3種類。世界中のテレビ番組をリアルタイムで見られるLiveTV系アプリ、アニメや映画を好きなタイミングで再生できる海賊版VODサービス系アプリ、そして過去1週間分のテレビ番組をプレイバック再生できる全録系アプリです。

それらの裏アプリを介すことで、中国の専用サーバにアクセスし、勝手にアップされた日本の地デジ・衛星放送、アニメや映画などが見られる仕組みです。

Android TV Boxは定期的に製品名変更

その裏アプリを備えているAndroid TV Boxの1つが「UBOX」シリーズ。香港のUNBLOCK TECHというメーカーの製品です。

UBOXに限らずこの種のAndroid TV Boxは、定期的に製品名が変更されます。一説によると、現地のサーバの運営・管理費を賄うためだとか。その人件費を稼ぐため、常に新製品を出し続けているといいます。また、グレーな製品のため、監視の目を逃れるためという理由もあるのかもしれません。

さて、そんなUBOXシリーズに最近、動きがありました。2020年秋、ボディとメインUIのデザインが一新されたニューモデル「UBOX8」がリリースされたのです。

そして10月末から各種アプリもアップデート。メインアプリである海賊版VODサービスの「UBVOD」のUIデザインも、ガラッと変更になりました。ここから推測できるのは、今のところ事業は安定、むしろ拡大傾向にあるだろうということ。今風にリデザインされ、それなりの投資があったと思われます。

Android TV Boxはゴミになる可能性

そしてもう1つ分かるのは、Android TV Boxはネット経由で各種コンテンツを視聴する仕組みのため、管理サーバ次第で、一夜にしてゴミになってしまう可能性もあるということです。

実際、このUBOXの日本仕様版として販売されていた「JBOX」なるAndroid TV Boxは、突然、主要アプリが消えてしまったという報告を受けています。JBOXは恐らく販売業者がUBOXに勝手に日本語ファームを入れたものだと思われますが、この事業から手を引いたのでしょう。

つまり、今は正常に稼働しているUBOXをはじめとしたこれらのAndroid TV Boxもいつ何時、ただのゴミになるかわからないということです。我々は今後ともタダ見の実態について調査を続けますが、くれぐれも安易な入手は控えるべきと警鐘を鳴らしておきます。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「世界のテレビ見放題「Android TV Box」最新動向