他国にくらべ日本は遅れているといわれるキャッシュレス化ですが、国内でもクレジットカードが利用できるジャンルは拡大中。病院もそのひとつで、大学病院を中心にカード利用に対応するところが増えています。そして、入院や手術などで治療費が高額になればなるほど、クレジットカード利用のメリットが大きくなるのです。

都内で54病院がクレジットカード払い

病院といえば、かつてはクレジットカードが利用できないことが一般的でした。しかし、最近は大学病院などでカード払いを利用できるところが増えています。大手カード会社・JCBが公開している加盟病院情報によると、東京都内では順天堂医院など54病院がJCBカード払いに対応しています。

病院でクレジットカードを使うメリットは、カードのポイントが貯まることです。とくに、入院や手術などが必要になると支払いも高額になり、年100万円の医療費をポイント還元率1%のカードで支払えば、1万円分ポイントが貯まる計算になります。

さらに、病院の医療費は、ポイント還元率アップにつながる仕組みが存在。それが、国が健康保険加入者に対して行っている「高額療養費制度」です。これは、毎月の医療費が限度額を超えた場合、健康保険を通じ限度額以上の支払い分を国が還付する仕組みになります。

病院でクレジットカードで一旦支払い

高額療養費制度での上限医療費は世帯収入や年齢により異なり、69歳以下で年収500万円の場合は、8万100円に総医療費から26万7000円を引いた額の1%をプラスした金額。例えば、医療費の自己負担分が100万円なら、支払い上限額は8万100円+(100万円-26万7000円)×0.01の8万7430円です。

この8万7430円を超えた分については、およそ3か月後に還付されるため、一旦は自己負担分の100万円を支払うことが原則です。しかし、入院前にあらかじめ「限度額適用認定証」を入手しておくことで、病院に支払う金額自体を上限の8万7430円までにすることも可能になっています。

とはいえ、クレジットカードのポイント的には限度額適用認定証を使うのは損ともいえます。それは、100万円を一旦支払えばその全額がポイント対象となるのに対して、限度額適用認定証を利用すると8万7430円分にしかポイントが貯まらないためです。

クレジットカード実質還元率が10%超

100万円を一旦自己負担した場合、還元率1%のカードであれば還元額は1万円になります。あとから還付を受けることと合わせると、実質8万7430円の支払いで1万円分のポイントが貯まる計算となり、還元率は約11%と通常のカード利用では考えられない高還元率になるのです。

高額の医療費をカードで支払う際、まず注意したいのがカードの利用限度額です。利用限度額が100万円のカードであれば、当然100万円までしか支払いには使えないため、限度額オーバーになりそうな治療の際には、限度額アップや繰り上げ返済などを活用する工夫が必要です。

また、高額療養費制度の還付には約3か月かかるため、カードで支払った医療費の請求は還付前に届きます。そこで、決済用の銀行口座にあらかじめ余裕を持った金額を用意しておかなければなりません。

ただし、リボ払いの場合はその金利分がかかるため、限度額適用認定証を活用して支払金額自体を抑えた方がお得です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「病院でクレジットカード還元率をアップする方法